海中熟成ワイン×南三陸牡蠣×海藻バターのマリアージュ!

食卓を華やかに演出するワイン。ワインにはそのワインが最もおいしくなる飲み頃があります。使用されているブドウの品種や土壌、収穫年、また熟成方法もワインの味を決める大事な要素で、瓶熟成や樽熟成などがあります。
そこで今回は「海中熟成」という熟成方法でワインを製造している、南三陸の「南三陸ワイナリー株式会社」をご紹介します。

志津川湾の牡蠣棚に吊るした海中熟成ワイン。
牡蠣とワインのマリアージュ!

南三陸ならではのおいしいワインを造りたいとの想いから、南三陸ワイナリーが始めた取り組みに「ワインの海中熟成」があります。海中熟成ワインとは、沈没船から取り出したワインがとてもおいしかったことからヨーロッパの一部のワイナリーなども行っているワインの熟成方法です。空気中と比べて音の伝わる速度が速い海の中では、多種の生き物、波や泡、船外機などの様々な音が広範囲から微振動として届き、ワインの熟成が早まると言われています。志津川湾に抱かれてワインがまろやかに熟成する過程は、まさに海と山のマリアージュです。

南三陸を守る牡蠣漁師と共に始めた海中熟成

南三陸ワイナリーが始めた海中熟成の背景には、サステナブルな旨い牡蠣、アレンジレシピで生食が苦手でもおいしい!でご紹介した、もうひとつの物語があります。南三陸町戸倉地区は環境に配慮した牡蠣養殖に取り組み、日本初の「ASC(水産養殖管理協議会)認証」を取得しました。海の環境を改善し、丁寧な管理の結果、成長が早く、1年で大ぶりで良質な牡蠣を生産可能になりました。そんな新たな挑戦をしている漁師と一緒に志津川湾での海中熟成がスタートしたのです。

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ワインをつくることは、南三陸をつなぐこと

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南三陸ワイナリーのワイン造りは地域や人をつなげ、新しい物語を紡ぎます。ブドウ栽培では南三陸産ブドウ100%のワインを1本でも多く造るために、新たな農業に挑む人たちから刺激や学びを受け、ともに挑戦しています。さらに南三陸の山の栄養で育ったブドウは、町内外の人たちの手で収穫され、海の見えるワイナリーで大切に醸造。そうして瓶詰めされたワインの一部は、意欲にあふれる地元漁師の協力によって海中熟成の時を過ごし、地元食材とのマリアージュを果たすことになります。品質や味わいを追求することが南三陸をつなぎ新たな賑わいを生む。それが、南三陸ワイナリーのワイン造りです。

志津川湾の海を眺めながらワインを楽しむショップ&キッチン

南三陸ワイナリーのショップ&キッチンでは、ワインとワインに合う地元の加工品の販売、ワインの有料試飲やショップ内での飲食を楽しめます。お土産やギフトとして、ワインと海産物などの加工品を組み合わせての購入もできます。ショップ内や屋外のテラスのテーブル席から見える志津川湾の海を眺めながら、南三陸でのゆったりした時間を過ごせます。

【NEW】低アルコールの「CIDRE 2022 シードル(辛口)」

南三陸町入谷地区で栽培された旨みのあるフジと爽やかな酸味のサワールージュを使い、瓶内二次発酵による優しい泡が特長の辛口のシードルに仕上げました。
しっかりと冷やして心地よい泡が楽しめます。

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ワイナリーシェフ監修のワインに合う絶品おつまみ「ピースオブ南三陸」

生命を育む海と山に囲まれた南三陸は、里海・里山の豊かな自然と食の宝庫です。自然と向き合い、誇りを持って取り組んでいる生産者や職人がたくさんいます。森、海、里、ひと、いのちめぐるまち「南三陸」の取り組みやおいしさの一片(ピース)を感じてもらいたい。そのピースを組み合わせていくことで、生活にちょっとした安らぎ(ピース)を感じてもらいたい。ピースオブ南三陸は、その思いを少しでも実現できるよう、新たな取り組みや商品をつくり続けていく活動です。

とろける食感「銀鮭のコンフィ」

国内生産量の9割を占める宮城県産養殖の銀鮭。南三陸の志津川湾は銀鮭養殖発祥の地でもあり、南三陸で育ち、南三陸で水揚げされた銀鮭「南三陸サーモン」は、脂がしっかり乗り、甘くとろける身は、生でも煮ても焼いても美味しく食べられます。「南三陸サーモン」の中でも、最も脂の乗っている3〜4kgの銀鮭を船上で生産者自ら厳選して活け締めを施し、オイルに漬け込み低温でじっくり調理することで、銀鮭の旨みが詰まった、とろけるような食感のコンフィに仕上げました(無添加)。南三陸ワイナリーのワイン会でも大好評の逸品です。白ワインとの相性◎です。

旨みを凝縮「牡蠣のバターパテ」

日本で初めてASC養殖場認証を取得した「南三陸戸倉っこかき」の中でも、最も身入りの良い、 クリーミーな味わいが濃厚な時期の牡蠣をふんだんに使用しています。丁寧に下処理をし、南三陸ワイナリーの白ワイン、香味野菜と一緒にじっくり煮込むことで、牡蠣の旨みをさらに凝縮していきます。宮城県蔵王山麓の新鮮な生乳からつくられた特製バターを贅沢に合わせることで、コクのある牡蠣のバターパテに仕上がりました(無添加)。白・ロゼ・赤・スパークリング、どのタイプのワインとも相性が良い、南三陸ワイナリーShop & Kitchen人気のフードメニューを商品化しました。

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南三陸ワイナリー Shop & Kitchen営業時間

水~金 13:00~18:00
土日祝 10:00~18:00
定休日 月・火
※祝日営業の場合は、翌営業日に振替休業

住所:〒986-0733 宮城県本吉郡南三陸町志津川字旭ケ浦7-3
TEL:0226-48-5519
e-mail:info@msr-wine.com

南三陸ワイナリーのワインと一緒に味わいたい「三陸海藻バター」

「三陸海藻バター」は三陸の稀少海藻をお届けする専門店「SEASON」のクラフトバター。株式会社阿部伊組が運営するSEASONは、三陸の母なる海で育てた稀少海藻を素材に、地域の優れた食材と組み合わせた商品を展開するサステナブルブランドです。これまでの海藻とは違った、別の視点からスポットライトを当て、新たな魅力を発見し、皆様へお届けすることをミッションに掲げています。
三陸海藻バターには、海藻まつもやダルス、わかめのそれぞれに特徴ある香りが、まろやかなクリームと一緒に練り込まれています。白身魚やバゲットなどに付け加えるだけで、海の風味が楽しめます。
南三陸ワイナリーのワインに合わせたい逸品です。

三陸の稀少海藻をお届けする専門店「SEASON」のクラフトバター、海藻をつかったノンフライのチップスのご注文はこちら

そもそも海藻バターは、日本で生まれたフレーバーバターではありません。今から30年以上前にフランス・ブルターニュ地方のバターメーカー・ボルディエの経営者ジャン=イヴ・ボルディエ氏によって考案され、広く知られるようになりました。ブルターニュ地方はフランス北西部に位置する半島エリアを指し、海に囲われた場所になります。漁業と農業が盛んで、その土地に根ざした一次産業が経済基盤となっているようです。そのような場所柄もあって、海藻とバターが出会うのも決して不自然な事ではなかったのかもしれません。欧州方面は海藻は食用というよりも家畜の飼料として使われてきた経緯があります。日本でも鶏や牛の飼料のひとつに海藻を与えて、うま味成分が高まり、肉質が良くなるという理由で使われています。そのように、昔から牛などの家畜と海藻はつながっていて、海と大地の関係は良質な食材を生むためのひとつの条件になっていたと考えられます。そして、酪農も盛んなブルターニュ地方では、バターをそのまま使うのでは飽き足らず、新たに海藻を練り込むというアイデアにたどり着きました。実際にボルディエの海藻バターに使われている海藻は、現地で採れた海藻(アオサ、ダルス等)を練り込んで作られています。主に魚介料理のソースとして利用され、複雑で独特の海藻の風味は他にはないフレーバーで根強いファンがいます。

食欲がない日もぺろりといける!
三陸海藻バターで作る「海藻バター醤油の釜玉うどん」のレシピをチェック

暑さや疲れで食欲がない日でもぺろりと食べれてしまう「うどん」。さらに食欲を掻き立てるのは、バターと醤油、たまごの組み合わせです。忙しいお昼に作って食べれば、こころもお腹も満たされ午後も乗り切れます。

【材料(1人分)】
冷凍うどん・・・・・・1人前
たまご・・・・・・1個
細ねぎ・・・・・・少々
醤油・・・・・・大さじ1/2
三陸海藻バター・・・・・・15g

【作り方】
1.うどんを茹でる
2.茹でたうどんを器に盛り、醤油をまわしかけ、たまごを真ん中にのせる
3.細ネギを散らして、最後に海藻バターをのせれば完成
※たまごとバターがうどん全体に馴染むように和えて食べる

食欲そそる!海藻バター醤油の釜玉うどんのレシピはこちら

ワインもバターもお取り寄せできます。おうちで南三陸の味覚を楽しみませんか。

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