10月からふるさと納税制度変更!みかん・オレンジの人気返礼品がなくなる前に申込み!

※記事で紹介したサービスを利用すると、売上の一部がSBIふるさとだよりに還元されることがあります
2023年10月からふるさと納税制度が変更されます。10月以降は、返礼品の量が減ったり、これまであった返礼品がなくなってしまう可能性もあるので、おトクな返礼品がある9月末までに申し込むのがおすすめです。
そこで今回は、ふるさと納税の返礼品として常に人気上位の果物の中から、冬から春にかけて旬を迎えるみかん・オレンジなどの柑橘20種類をご紹介します。

ふるさと納税の変更・改正の内容は?

まずは簡単に、ふるさと納税制度の変更・改正の内容を見てみましょう。
変更点は主に以下の2つ点です。

①募集に要する費用について、ワンストップ特例事務や寄附金受領証の発行などの付随費用も含めて寄附金額の5割以下とする
②加工品のうち熟成肉と精米について、原材料が当該地方団体と同一の都道府県内産であるものに限り、返礼品として認める(返礼品に附帯物をあわせて提供する場合、返礼品の価値が提供するものの価値全体の7割以上とする)

①については、今回明記された費用を含めると5割を超える自治体が存在していること、②については、外国や他県産の肉等を加工して、それを返礼品としている自治体が存在していることが背景にあります。「自治体を応援する」という、ふるさと納税本来の意義に近づけるための改正のようです。

冬から春に旬を迎えるみかん・オレンジ

ふるさと納税の返礼品でもトップクラスの人気を誇るのがみかん・オレンジなどの柑橘類。冬から春にかけては旬を迎える柑橘がたくさんあります!

温州みかん

一般的に「みかん」といえば温州みかんのことで、日本の代表的な柑橘です。和歌山県や愛媛県をはじめ、多くの地域で栽培されています。旬は冬ですが、ハウス栽培も増えたため1年中楽しめます。皮が薄くてむきやすく、食べやすいので老若男女に人気です。

疲労回復、風邪予防・回復、美肌作りの強い味方!ビタミンの宝庫「温州みかん」は冬の果物の王様!

愛媛果試第28号[紅まどんな]

紅まどんなは、愛媛県限定の品種で11月中下旬に収穫期を迎えます。外皮・内皮ともに非常に薄くやわらかで、ゼりーのようなぷるんぷるんの食感が特徴です。ほのかな酸味はあるものの甘みが強いです。近年知名度を上げている人気の品種です。

ぷるるんとしたゼリーのような食感がやみつき!愛媛果試第28号[紅まどんな]

土佐文旦

土佐文旦は鹿児島在来の品種といわれていますが、現在はその名のとおり高知県を代表する柑橘です。収穫時期は12月から1月初旬で、溢れ出る爽やかな香りとぷりっと弾けるジューシーな果実、上品な酸味と甘味の柑橘です。
土佐分担は文旦の中では小さい部類に入りますが、皮が比較的薄く、食味が良いのが特徴です。

高知の特産「土佐文旦」はさっぱりした甘み、爽やかな酸味が口いっぱいに広がる!

不知火(しらぬい)[デコポン]

不知火は、清見とポンカンを掛け合わせてできた品種。不知火のなかでも糖度13.0度以上、酸度1.0度以下という条件を満たし、JAから出荷されるものだけが「デコポン」を名乗ることができます。上部がこぶのようにぽっこりと盛り上がっていて、豊かな芳香を持ち、ビタミンが豊富です。 高糖度で適度に酸味があり、外皮が剥きやすく、内皮も柔らかく、袋のまま食べられるため、温州みかん同様、幅広い年齢層に愛されている柑橘です。旬の時期は春先ですが、ハウス栽培の場合は12月頃から出荷されます。

愛らしい見た目とジューシーな甘さが人気の不知火(しらぬい)[デコポン]

南国の陽蜜(ひみつ)・陽宝(ひほう)

宮崎県西都市の宝財原(ほうざいばる)という水と空気が清らかな地区で、4軒の農家によって根域制限マルチ栽培という方法により、大事に育てられている、知る人ぞ知る極早生みかんです。糖度が10.5度以上・クエン酸1%以下という厳しい基準をクリアしたものだけを「南国の陽蜜(ひみつ)」と呼び、その中でも糖度12度以上のみかんだけを「南国の陽蜜・陽宝(ひほう)」と呼びます。「南国の陽蜜・陽宝」は「南国の陽蜜」の中の最高ランクです。この時期の極早生みかんとしては糖度が高く、濃厚な甘さの中に絶妙な酸味のあるみかんです。名前の由来は「秘密にしておきたいほどおいしい」ところから名づけられています。2009年に農林水産大臣賞を受賞しています。出荷時期は9月上旬から10月頃です。

農林水産大臣賞受賞の希少な極早生みかん「南国の陽蜜(ひみつ)・陽宝(ひほう)」

はるみ

はるみは、デコポンと同様、清見とポンカンを掛け合わせから生まれた品種で、旬は2月頃です。デコポンよりも後にできた品種で、はるみは基本的には球型ですが、まれにデコポンのように上部が飛び出ているものもあります。デコポンに比べて内皮が薄く、食べやすいのが特徴。口の中でプチプチとはじけるみずみずしさと甘さが魅力です。

ぷちぷち弾ける大粒果肉!市場にはあまり出回らない希少な「はるみ」

完熟きんかん たまたま

完熟きんかん「たまたま」は、きんかんの生産量日本一を誇る宮崎県のブランド認定商品です。名前の由来は、美味しいきんかんが、時々、たまたま偶然にしかならないところからきているそうです。花が咲いてから210日間を経過し、樹上で完熟させた、直径28ミリ以上、糖度16度以上、大玉で外観の優れたブランドきんかん。そのまま皮ごと食べることができます。

皮ごと食べられて、しかも甘い!完熟きんかん たまたまは宮崎が生んだブランド!

せとか

せとかは、清見とアンコールを掛け合わせたものに、マーコットを交配して育成されたタンゴールです。長崎の果樹試験場で誕生し、2001年に品種登録されました。試験場が早崎瀬戸に近かったことから「せとか」と命名されました。清見のジューシーさ、アンコールの甘さ、マーコットの食感、3品種の“いいとこどり”のせとかは、今では「みかんの大トロ」と呼ばれ、大人気の品種となりました。ハウス栽培のものは12月中旬から収穫が始まりますが、露地物は2月頃から収穫が始まり、2月から3月いっぱいが一番おいしい時期となります。

人気・知名度トップクラス!贈り物にも「せとか」がおすすめ!

麗紅(れいこう)[はまさき]

麗紅(れいこう)は、清見にアンコールを交配し、さらにマーコットを交配した品種で、せとかの姉妹品種です。佐賀県の唐津で栽培に力を入れてる品種で、佐賀県では「はまさき」というブランド名でも流通しています。綺麗な外観、大きさ、甘さ、非常にバランスのとれた上品な柑橘。まるでゼリーを食べているかのようなトロっとした食感が特徴です。1月中旬から2月上旬が食べ頃です。

甘み濃厚!まるでスイーツのような希少品種「麗紅(れいこう)[はまさき]」

甘平(かんぺい)

甘平は、愛媛果試第28号[紅まどんな]と同じく、愛媛県のオリジナル品種で、2007年に品種登録されました。内皮は非常に薄く、口に入れてもほとんど感じないほどです。内果皮(皮をむくと付いている白い繊維状の筋)もほとんどないので、苦みやえぐみがまったくありません。柑橘の内果皮が苦手な人は一度試してみてはいかがでしょうか。

極薄皮で極甘!シャキッとした食感の甘平(かんぺい)は愛媛の最高傑作!

黄金柑(おうごんかん)[ゴールデンオレンジ]

黄金柑は、温州みかんと柚子の自然交配で生まれたのではといわれていますが、来歴は不明です。レモンのように黄色く酸っぱそうな見た目ですが、酸味が少なく、甘くて食べやすいのが特徴です。口に入れた瞬間、広がる華やかな香りと、ゼリーのようにとろける食感が楽しめます。
香りが強いため、皮を乾燥させ、細かく刻んで菓子や料理の香り付けやアクセントにも使われます。3月下旬頃から4月いっぱいが旬です。

鮮やかな黄色い果皮・果肉!知る人ぞ知る幻の柑橘「黄金柑(おうごんかん)[ゴールデンオレンジ]」

津之輝(つのかがやき)

津之輝は、清見、興津早生(おきつわせ)、アンコールの交配によって誕生しました。1月中旬から2月上旬に成熟する品種で、露地栽培において果汁の糖度は平均13%と高く、減酸は比較的早く、「アンコール」に似た芳香があり食味は良好です。プリッとした食感でとってもジューシーな柑橘です。

外皮はむきやすく、内皮も薄く柔らか!甘味と酸味のバランス抜群の「津之輝(つのかがやき)」

たんかん

たんかんは、ぽんかんとネーブルオレンジの自然交配種でできた柑橘系の果物です。鹿児島県が北限で主な産地は屋久島、奄美大島、沖縄などで栽培されています。果実の大きさは平均約150gとみかんよりやや大きめなものが多く、外皮は3~4ミリと硬く、厚みがあってゴツゴツしています。果肉はやわらかいですが一粒一粒がしっかりしていて、甘いだけのみかんに比べ酸味があるため、さっぱりした柑橘が好きな人におすすめです。収穫時期は年により多少前後しますが、1月頃から始まり、3月上旬あたりに最盛期を迎えます。

鹿児島に沖縄、暖かい地域でしか作れない“南国のみかん”たんかん

スイートスプリング

スイートスプリングは、はっさくと温州みかんの掛け合わせでできた静岡生まれの品種です。栽培が難しいため、生産量は多くありません。見た目は酸っぱそうですが、酸味が少なく爽やかな甘さをもつ、おいしい柑橘です。外皮が硬く、むきづらいため、スライスして食べましょう。収穫は11月上旬から年明け1月まで続きます。

見た目はゴツゴツ、中身は上品な希少品種「スイートスプリング」

マコポン

マコポンは、大分県中津市にある果樹園が10年の歳月をかけて開発した新品種で、2023年3月に国の品種登録が完了し、全国での普及を目指して本格的な取り組みを開始しています。大分果研4号[ゼリーオレンジ・サンセレブ]と不知火[デコポン]の子どもで、不知火を親にもつ初めての品種です。糖度が高く、食味は極上。皮は手でむきやすく、不知火のような華やかな香りがします。適度な硬さで、みかんのように中袋ごと食べられます。

大分の果樹園が10年かけて開発した新品種「マコポン」は市場にはほとんど出回っていない超希少品種!

三宝柑(さんぽうかん・さんぼうかん)

紀州のお殿様の好物としても名高い、和歌山県湯浅町特産の三宝柑は、近年栽培する農家が激減し、全国に出回りにくくなりました。柚子の仲間で、皮に苦みが少なく、ママレードにも最適。爽やかで優しい味わいは春の訪れを思わせます。収穫は早いものは1月頃から始まり、5月頃まで続きます。

紀州徳川家に献上された三宝柑(さんぽうかん)はさっぱり優しい味が魅力!

はれひめ

はれひめは、清見、オセオラ、みかんの交配種で、平成生まれの人気希少品種といわれています。みかんの甘味と爽やかなオレンジの風味が特徴で、みかんよりやや大きく、手で皮をむくことができ、内袋ごと食べられます。名前は、夏から秋に晴天が続くことで、甘くて香り高い果実になる「晴れ姫」に因んで付けたもので、はれひめ生産量一位の愛媛県では、糖度の高い果実を「瀬戸の晴れ姫」というブランド名で出荷しています。12月に完熟する早熟系の柑橘です。

平成生まれの人気希少品種「はれひめ」はみかんの甘味と爽やかなオレンジの良いとこどり!

なつみ

なつみは、カラマンダリンと吉浦ポンカンの交配から誕生した品種です。見た目はみかんによく似ていて、大きさも同じくらい、薄皮なので手でむいて簡単に食べられます。濃厚な甘みが特徴で、口に入れると果汁と香りがあふれ出します。年明け以降に出回る中晩柑類の中には、酸度が高いうちに早めに収穫し、貯蔵中に減酸させてから出荷するものもありますが、完熟するまで木に成らせておき、樹上で減酸後に収穫するものもあります。樹上で完熟させると高糖度に仕上がります。4月中旬から5月が食べ頃です。

高糖度を誇る初夏の柑橘!樹上越冬完熟の「なつみ」

河内晩柑[愛南ゴールド]

愛南ゴールドは品種を河内晩柑といい、愛南町が生産量日本一を誇っている柑橘です。
果汁たっぷり、とてもジューシーな愛南ゴールドは、程よい酸味の効いた「苦みのない和製グレープフルーツ」のような味わいが特徴。愛南ゴールドの木は樹齢を重ねれば重ねる程果実に旨味と奥行きが生まれます。食べ頃は4月から7月となります。

苦みのない和製グレープフルーツ「河内晩柑[愛南ゴールド]」はえひめ愛南が誇るジューシー柑橘!

八朔(はっさく)

はっさくは、日本原産で、プチっとした食感と甘酸っぱさの中にほのかな苦みがある中晩柑です。はっさくの収穫は、12月頃から始まり、2月中旬頃に終わります。通常は収穫後に1~2ヶ月貯蔵され、酸を抜いてから出荷されます。1月中旬から4月下旬まで市場に出回りますが、おいしい時期は2月から3月です。

ほのかな苦みの大人の味!根強い人気の「八朔(はっさく)」

ふるさと納税の返礼品には多くのみかん・オレンジがラインアップしています。この機会に食べ比べて、お気に入りを見つけてください。

【参考文献】
総務省「ふるさと納税の次期指定に向けた見直し」(最終アクセス2023年8月28日)

SBIグループサービス