卵かけご飯専用醤油「おたまはん」

ご飯のお供として定番の、生卵に醤油をたらして食べる「卵かけご飯」。
シンプルだからこそ、卵や醤油(調味料)にこだわると味わいもグンと変わります。

そこで今回は、卵かけご飯専用醤油の先駆けとなった「おたまはん」をご紹介します。

卵かけご飯をおいしく食べるために作られた卵かけご飯専用醤油「おたまはん」

卵かけご飯専用醤油の先駆け「おたまはん」

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卵かけご飯専用醤油の先駆けとなったともいわれる「おたまはん」は、島根県・吉田町の食材などを使った商品を中心に展開するオンラインショップ「だんだん市場」の運営元である「株式会社 吉田ふるさと村」で生まれた商品です。

吉田ふるさと村 だんだん市場

誕生のきっかけは何気ない会話から

「おたまはん」は、ある鶏卵業者との“たまごと抱き合わせて売れるような商品はないか?”という何気ない会話がきっかけで誕生したそうです。
「だんだん市場」で販売する今後の商品展開として、調味料の開発を模索していた中、ある日の企画会議で「卵かけご飯は子どもからお年寄りまでみんなが食べるよね」という話題から一気に話題沸騰。
論議を経て「卵かけご飯専用醤油」が、新商品開発のトップメニューに躍り出ました。

しかし社内では、需要があるのかわからない、今までにない商品に抵抗があったのはいうまでもなく……。
なんとか「安全・安心・おいしい商品をつくる」を条件に開発のゴーサインが出ました。

メインの醤油は地元の醤油屋「森田醤油店」に依頼。
醤油の本質を見据えて原料選びから製麹、もろみ管理、火入れまで一貫して自らの工場で行い、奥出雲の清涼なわき水をふんだんに使って、自然の状態を生かした醤油づくりを続けている醤油屋です。
他の原材料も、全国の一流と呼ばれるメーカーから素材を集め、安全性の確認調査も行い、幾度となく続く試作・試食を経て、ようやくほぼ満足できる味に仕上がりました。

卵かけご飯専用醤油「おたまはん」誕生秘話

東日本と西日本で味付けを変える

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ですが、いざ東京でモニター調査をすると、社内や地元の人々には好評だったにも関わらず、東京では「おいしくない」との評価が。
“日本の東西での醤油文化の違い”に気づき、東日本には東日本用の味付けを開発をし、「関西風」「関東風」それぞれの味付けをすることになります。

卵かけご飯専用醤油「おたまはん」誕生秘話

その後、最終調整を経て、平成14年5月に無事発売開始し、ヒット商品に!
現在に至るまで「だんだん市場」の看板商品となっています。

焼肉のたれやドレッシングもおすすめ

「だんだん市場」には、「おたまはん」の他にも、化学調味料や食品添加物を一切使っていない焼肉のたれや、ドレッシング(にんにくしょうゆ・ごまと野菜・玉ねぎ・うめ・しょうが・黒ごま)など、地元の食材を使った商品も多数ラインアップしています。

なかなか旅行にも行きづらい時期、おうちで島根名物を楽しんでみませんか?

(ちなみに「だんだん」は、出雲弁で感謝を表す言葉だそうです)

吉田ふるさと村 だんだん市場

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