ご利益別10選!2025年は縁起物で運気アップ

新しい一年の始まりに、幸運を呼び込む「縁起物」は欠かせません。日本各地には、健康祈願や金運アップ、家内安全など、ご利益に特化した縁起物が数多く存在します。
そこで今回は「主なご利益別」に選べる縁起物10選を取り上げます。

目標達成・願望成就

1. だるま(群馬県高崎市)

だるまは「七転び八起き」の精神を象徴する縁起物で、目標達成や願望成就のために多くの人々に親しまれています。一度倒れても起き上がる形状が、不屈の精神を表しており、新年や人生の節目に目標を立てる際に用いられます。願いごとを立てたら片目を描き、願いが叶った後にもう片方の目を描き入れることで、感謝の意を示す風習があります。
群馬県高崎市の「少林山達磨寺」は、縁起だるま発祥のお寺として有名です。少林山達磨寺では絵付け体験も楽しめ、オリジナルのだるまを作ることができます。

関連スポット:少林山達磨寺(群馬県高崎市)
関連サイト:【公式】黄檗宗 少林山達磨寺

商売繁盛・金運アップ

2. 招き猫(愛知県常滑市)

招き猫は、日本全国で親しまれる金運や客招きの象徴。一般的に右手を挙げた猫は金運、左手を挙げた猫は客寄せを意味します(地域や解釈により異なる場合があります)
愛知県常滑市には、「とこなめ招き猫通り」という通りがあります。日本有数の陶磁器の産地である常滑ならではのユニークなスポットで、全長約3.8メートルの巨大招き猫「とこにゃん」が、道路沿いの壁の上から訪れる人々を見守っています。その他、通り沿いには大小さまざまな陶製の招き猫が展示されています。

関連スポット:とこなめ招き猫通り(愛知県常滑市)
関連サイト:愛知県常滑市の観光サイト「とこなめ観光ナビ」 | とこなめ招き猫通り

3. 福笹(大阪府今宮戎神社ほか)

福笹(ふくざさ)は、漁業の神、商売繁盛の神、五穀豊穣の神として有名な「七福神」の一柱である戎(恵比寿)様を祀る祭り「十日戎(とおかえびす)」で授与される縁起物です。十日戎は関西全域で広く行われる年始の一大イベントで、竹の枝に縁起物(例: 稲穂、小判、鯛、打出の小槌など)を飾りつけ、商売繁盛を願います。
特に、大阪の今宮戎神社は十日戎の中心的な神社として有名です(今宮戎神社の十日戎は毎年1月9日~11日に開催されます)。

関連スポット:今宮戎神社(大阪府大阪市浪速区
関連サイト:今宮戎神社 | 十日戎について

4. 熊手(東京都鷲神社ほか)

熊手は、「福をかき集める」象徴として商売繁盛や金運アップを願う縁起物です。一年間の運気を担うものとされ、毎年新しい熊手に買い替える習慣があります(地域によって異なる場合があります)。古い熊手は神社や寺院に奉納し、お焚き上げをしてもらうのが一般的です。
毎年11月の酉(とり)の日には、多くの人々が浅草の鷲神社や新宿の花園神社などで行われる「酉の市」を訪れ、お気に入りの熊手を買い求めます。

関連スポット:鷲神社(東京都台東区)
関連サイト:浅草 鷲神社公式ホームページ | 「酉の市」起源発祥

疫病退散・無病息災・病気平癒・健康長寿

5. 赤べこ(福島県会津若松市)

赤べこは、会津地方の伝統工芸品で、赤色が魔除けの効果を持つとされ、特に疫病退散を祈る縁起物として、健康祈願の象徴とされています。地域に伝わる伝承として、平安時代に会津地方で疫病が流行した際に、その収束を願ったといわれています。その可愛らしい姿は観光客にも大人気で、会津町方伝承館(あいづまちかたでんしょうかん)では制作体験も楽しめます。

関連スポット:会津町方伝承館(福島県会津若松市)
関連サイト:会津若松の公式観光情報サイト【会津若松観光ナビ】|会津町方伝承館

6. ひょうたん(京都府福勝寺[ひょうたん寺]ほか)

末広がりの形をしたひょうたんは、古来より縁起がいいとされ、特に病気平癒や無病息災の象徴的な縁起物として全国的に親しまれています。また、ひょうたんには多くの種が詰まっていることから、豊作や繁栄を象徴するともいわれています。
京都府の竹林山 福勝寺(ひょうたん寺)では、節分に授与されるひょうたんのお守りが人気です。

関連スポット:竹林山 福勝寺[ひょうたん寺](京都府京都市上京区)
関連サイト:竹林山 【公式】福勝寺(ひょうたん寺)京都【京都市公式】京都観光Navi|福勝寺

子どもの健やかな成長・家内安全

7. さるぼぼ(岐阜県高山市)

飛騨地方の伝統的なお守りであるさるぼぼは、「災いが去る(猿)」という意味が込められています。「ぼぼ」は飛騨地方の方言で「赤ちゃん」を意味し、さるぼぼは赤ん坊の姿を模しています。子どもの健康や家庭円満を祈る縁起物として知られ、飛騨高山では、伝統的な赤を中心に、現代では多彩なデザインも登場しています。

関連スポット:岐阜県高山市
関連サイト:【公式】高山市|飛騨のさるぼぼ

8. 張り子の虎(岡山県)

張り子の虎は、その勇ましい姿から「災いを退ける」守り神とされています。また、家庭の安全や子どもの健やかな成長を願う象徴としても親しまれ、出産のお祝いとしても人気です。

関連スポット:岡山県
関連サイト:岡山県ホームページ|倉敷はりこ(県指定郷土伝統的工芸品)

9. 起き上がり小法師(福島県会津若松市)

会津地方の工芸品である起き上がり小法師は、何度倒しても起き上がる「七転び八起き」の象徴として、困難を乗り越える祈願に用いられます。会津では、毎年初市で家族の人数より1個多く買う習わしがあり、新年のお守りとして家の中に置くことで、家庭内の平穏を保つと信じられています。

関連スポット:福島県会津若松市
関連サイト:【会津の広域観光はこちら】極上の会津 | 起き上がり小法師

繁栄

10. 金魚ちょうちん(山口県柳井市)

金魚ちょうちんは、金魚を模した紙製のちょうちんで、山口県柳井市の伝統的な紅白の縁起物です。金魚は「龍が天に昇る前に臥している姿」ともいわれており、龍が住みつくと家が繁栄するとされています(所説あります)。柳井市で毎年夏に行われる「柳井金魚ちょうちん祭り」では、約4,000個の金魚ちょうちんが装飾されます。
また、中国文化では、金魚は「金余(お金が余る)」と同じ発音を持つことから、金運上昇のシンボルとされています。

関連スポット:山口県柳井町
関連サイト:柳井市ホームページ | 柳井金魚ちょうちん祭りやない金魚ちょうちん本舗 | 金魚の風水効果

まとめ

本記事では、各縁起物の「主なご利益」を中心に紹介しましたが、地域や文化によっては他にもさまざまな意味やご利益が込められている場合があります。また、ご紹介した由来や背景には諸説があります。気になるものがありましたら、さらに詳しい情報をチェックしつつ、自分にぴったりの縁起物を見つけてください。

※関連サイトの最終アクセスはすべて2025年1月10日です

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