【2024全国】再注目の盆踊り!ユネスコ無形文化遺産「風流踊」24都府県41件(前編)

近年再注目されている「盆踊り」について、【2024年】7月8月に東京で開催される盆踊り10選では、東京都内で行われる人気の盆踊り大会を取り上げましたが、全国にはまだまだ多くの盆踊りがあります。
そこで今回は、2022年にユネスコ無形文化遺産に登録された「風流踊(ふりゅうおどり)」24都府県41件を、前編・後編に分けてご紹介します!

※後編はこちら⇒【2024全国】再注目の盆踊り!ユネスコ無形文化遺産「風流踊」24都府県41件(後編)

※全国の夏祭りはこちら⇒【2024全国】花火に盆踊り!7月8月の夏祭り30選ア

「風流踊(ふりゅうおどり)」とは?

「風流踊(ふりゅうおどり)」とは、華やかな、人目を惹く、という「風流」の精神を体現し、衣装や持ちものに趣向をこらして、歌や笛、太鼓、鉦などに合わせて踊る民俗芸能で、盆踊りもこのひとつです。
除災や死者供養、豊作祈願、雨乞いなど、安寧な暮らしを願う人々の祈りが込められていて、それぞれの地域の歴史と風土を反映し、多彩な姿で今日まで続く風流踊は、地域の活力の源として大きな役割を果たしています。

参考:文部科学省『ユネスコ無形文化遺産「風流踊(ふりゅうおどり)」登録記念式典』(最終アクセス2024年6月28日)

参考:全国民俗芸能「風流」保存・振興連合会「ユネスコ無形文化遺産【風流踊】」(最終アクセス2024年6月28日)

ユネスコ無形文化遺産に登録された「風流踊」

2022年11月、国指定重要無形民俗文化財「風流(ふりゆう)」の24都府県41件がひとまとめで、ユネスコ文化遺産に「風流踊(ふりゅうおどり)」として一括登録されました(2009年登録の「チャッキラコ」の拡張)。

ユネスコ無形文化遺産「風流踊」24都府県41件(前編)

2022年にユネスコ無形文化遺産に登録された、24都府県41件の「風流踊」のうち、20件をご紹介します。

岩手県

盛岡市「永井の大念仏剣舞」

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「永井の大念仏剣舞(ながいのだいねんぶつけんばい)」は、岩手県盛岡市永井に古くから伝わる伝統的な舞踊です。約220年前の寛政年間の頃、庭元宅に剣舞(けんばい)の巻物がもたらされたことが始まりとされています。最大の特徴の大笠には「発心門」「修行門」「菩提門」「涅槃門」という4つの門がつけられていて、仏教の世界では修行の段階を表すとされています。
大笠振りは先祖の霊を呼ぶ行為で、霊がこの門を順番に通り抜けることによって、最終的に涅槃(ねはん)の境地に入り、鎮魂されるという意味があり、念仏剣舞の要とされています。

参考:文化デジタルライブラリー「永井の大念仏剣舞」(最終アクセス2024年6月28日)

参考:盛岡市芸術文化ポータル「永井大念仏剣舞保存会」(最終アクセス2024年6月28日)

北上市、奥州市「鬼剣舞」

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岩手県北上市に伝わる「鬼剣舞(おにけんばい)」は、悪霊の退散と天下泰平を願い、五穀豊穣を念じながら踊る民俗芸能です。いかめしい面をつけて踊ることから一般に「鬼剣舞」と呼ばれていますが、鬼ではなく仏の化身であり、面には角がありません。面の色には白・青・赤・黒の4色があり、白面だけは「一剣舞」と呼ばれ、リーダー格の者1人だけが付けます。

参考:岩手県公式観光サイト「いわての旅 鬼剣舞」(最終アクセス2024年6月28日)

参考:北上市公式サイト「鬼剣舞」(最終アクセス2024年6月28日)

秋田県

雄勝郡羽後町「西馬音内の盆踊」

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秋田県雄勝郡羽後町の「西馬音内の盆踊(にしもないのぼんおどり)」は、日本三大盆踊りのひとつで、およそ700年前に始まったとされています。寄せ太鼓の勇壮なリズムと野趣あふれる歌声に合わせ、編み笠や彦三頭巾で顔を隠した踊り手たちが、しなやかな手振りと足運びを披露します。

参考:羽後町公式サイト「西馬音内盆踊りの文化・歴史」(最終アクセス2024年6月28日)

参考: 東北の観光・旅行情報サイト「旅東北 西馬音内盆踊り(秋田県羽後町)(西馬音内の盆踊)」(最終アクセス2024年6月28日)

参考:秋田県公式観光サイト「アキタファン 西馬音内盆踊り」(最終アクセス2024年6月28日)

鹿角市「毛馬内の盆踊」

秋田県鹿角市の毛馬内地区に伝わる「毛馬内の盆踊(けまないぼんおどり)」は、文化・文政年間(1804-1830年)に成立したと考えられる菅江真澄(すがえますみ)の『鄙廼一曲(ひなのひとふし)』に「盆踊大(だい)の坂(さか)ふし」の記事があることから、少なくとも江戸中期からは行われていたことが確認できます。情緒豊かで優雅な盆踊りで、独特の衣装でゆったり踊るのが特徴。豆絞りの手ぬぐいで頬被りをし、路上に炊いたかがり火を細長く囲んで踊る輪踊りです。

参考:毛馬内盆踊り公式サイト(最終アクセス2024年6月28日)

参考:文化遺産オンライン「毛馬内の盆踊」(最終アクセス2024年6月28日)

東京都

西多摩郡奥多摩町「小河内の鹿島踊」

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「小河内の鹿島踊(おごうちのかしまおどり)」は、旧東京都西多摩郡小河内村に伝承された踊りで、かつては旧6月15日の祇園祭りに演じられ「祇園踊」とも呼ばれ、岫沢・日指集落の加茂神社、南集落の御霊神社の祭礼に奉納されていました。
踊は、すべて女装姿の青年によって踊られ、囃子は、笛、太鼓(もとは鼓と三味線があったともいう)が下(した)方をつとめます。

参考:奥多摩町公式サイト「鹿島踊り」(最終アクセス2024年6月28日)

参考:文化遺産オンライン「小河内の鹿島踊」(最終アクセス2024年6月28日)

参考:全国民俗芸能「風流」保存・振興連合会「小河内の鹿島踊」(最終アクセス2024年6月28日)

新島村「新島の大踊」

「新島の大踊(にいじまのおおおどり)」は、東京都新島村の本村と若郷に伝わる踊りです。古くから島役所や寺の前で踊った盆踊の一種で、本村では供養踊あるいは盆祭祝儀踊、若郷では供養踊とも呼ばれています。
本村では8月15日に、若郷では8月14日に踊られます。

参考:文化遺産オンライン「新島の大踊」(最終アクセス2024年6月28日)

参考:文化デジタルライブラリー「新島の大踊」(最終アクセス2024年6月28日)

西多摩郡日の出町「下平井の鳳凰の舞」

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東京都西多摩郡日の出町の「下平井の鳳凰の舞(しもひらいのほうおうのまい)」は、江戸風の「奴(やっこ)の舞」と上方風の「鳳凰の舞」の二庭で構成される民俗芸能。「鳳凰の舞」は、踊り手の扮装や踊り方について、他に類例を見ない希少な伝承です。はっきりとした伝承由来の文献はなく、雨乞いや悪疫退散の舞として奉納されています。

参考:文化遺産オンライン「下平井の鳳凰の舞」(最終アクセス2024年6月28日)

参考:西多摩地域広域行政圏協議会「にしたまねっと 下平井の鳳凰の舞 東京都日の出町」(最終アクセス2024年6月28日)

神奈川県

三浦市三崎「チャッキラコ」

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「チャッキラコ」は、三浦市三崎の仲崎・花暮地区や海南神社で行われる豊漁・豊作や商売繁盛などを祈願する踊りです。女性だけで行われてきた民俗芸能で、大人の女性10人ほどが唄い、5歳くらいから12歳までの少女20人ほどが踊ります。
チャッキラコには2つの伝説が伝えられていて、ひとつは海南神社の祭神藤原資盈の奥方盈渡姫が庶民の娘に教えたというもの。もうひとつは、源頼朝が三崎来遊の際、磯取りしていた親子に舞を所望し、母親が唄い、娘が舞ったというもの。現在でも、下を向き、真顔で踊っていますが、これは当時庶民が殿様(源頼朝)の前で踊るときに、顔をあげて笑顔で踊ることができなかったことから由来しているといわれています。

参考:三浦市『チャッキラコ/ユネスコ無形文化遺産「風流踊」』(最終アクセス2024年6月28日)

参考:神奈川県公式観光サイト「観光かながわNOW チャッキラコ」(最終アクセス2024年6月28日)

足柄上郡山北町「山北のお峰入り」

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「山北のお峰入り(やまきたのおみねいり)」は、神奈川県足柄上郡山北町共和地区に古くから伝わる民俗芸能です。「お峰入り」とは山中で修業を行うことを意味し、修験道の儀礼が芸能化したものと考えられています。
演技は、「みそぎ」「満月の歌」「棒踊り」「鹿枝踊り」「修行踊り」「歌の山」「四節踊り」「五色踊り」の8種類11演目あり、天狗・獅子・おかめ・山伏・太鼓・笛などの役を約80名の男性が演じます。歌や踊りはすべて口伝えで伝承され、近年では概ね5年ごとに公演が行行われています。

参考:神奈川県公式観光サイト「観光かながわNOW 山北のお峰入り」(最終アクセス2024年6月28日)

参考:山北町公式サイト「山北のお峰入り」(最終アクセス2024年6月28日)

参考: 全国民俗芸能「風流」保存・振興連合会「山北のお峰入り」(最終アクセス2024年6月28日)

新潟県

柏崎市「綾子舞」

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「綾子舞(あやこまい)」は、新潟県柏崎市大字女谷(おなだに)に約500年前から伝わる古典芸能です。女性が踊る小歌踊(こうたおどり)と、男性による囃子舞(はやしまい)、狂言の3つを総称して「綾子舞」と呼びます。
現在、高原田(たかんだ)と下野(しもの)の2つの集落にある座元が伝承していて、それぞれの座元で歌やせりふに違いがあります。公演のときの後幕は、高原田は夫婦岩、下野は家紋のデザインです。

参考:柏崎市公式サイト「綾子舞を知る」(最終アクセス2024年6月28日)

参考:柏崎観光協会公式サイト「ぅわっと!柏崎 綾子舞」(最終アクセス2024年6月28日)

魚沼市「大の阪」

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新潟県北魚沼郡堀之内町に伝わる「大の阪(だいのさか)」は、八幡宮境内に櫓を建て、その周りで踊られる盆踊りです。詳細は不明ですが、堀之内町が三国街道の宿として賑わい、また小千谷や十日町とともに越後ちぢみの集散地として栄えていた近世、商用で上方との間を盛んに往復していた縮商人によってもたらされたと伝えられています。

参考:文化遺産オンライン「大の阪」(最終アクセス2024年6月28日)

参考:魚沼市公式サイト『国指定重要無形民俗文化財 盆踊り「大の阪」』(最終アクセス2024年6月28日)

参考:魚沼市観光協会公式サイト『盆踊り「大の阪」(ぼんおどり「だいのさか」)』(最終アクセス2024年6月28日)

参考:新潟県観光協会『盆踊り「大の阪」ユネスコ無形文化遺産』(最終アクセス2024年6月28日)

山梨県

上野原市「無生野の大念仏」

山梨県上野原市に伝わる「無生野の大念仏(むしょうののだいねんぶつ)」は、太鼓や鉦(かね)が激しく打ち鳴らされる中、白装束を着た踊り手が、太刀(たち)や青竹などを持って念仏を唱えながら踊る民俗芸能です。布団で寝ている病人役の者の上を跨ぐように飛び跳ね、3度目に病人役が掛布団をはねのけ病気回復を象徴する踊り「ぶっぱらい」で知られています。

参考:文化遺産オンライン「無生野の大念仏」(最終アクセス2024年6月28日)

参考:文化デジタルライブラリー「無生野の大念仏」(最終アクセス2024年6月28日)

参考:全国民俗芸能「風流」保存・振興連合会「無生野の大念仏」(最終アクセス2024年6月28日)

長野県

佐久市「跡部の踊り念仏」

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長野県佐久市に伝わる「跡部の踊り念仏(あとべのおどりねんぶつ)」は、鎌倉時代に時宗の開祖一遍上人が、現在の佐久市を訪れ、歳末別時念仏を行った際、立ちのぼる紫雲を見て弟子たちとともに念仏を唱えながら跳ねて踊りだしたことが始まりと伝えられています。
跡部の踊り念仏は西方寺本堂内の「道場」で行われ、8人の女性の踊り手と2人の男性の太鼓方を一組とし、念仏を唱え、太鼓に合わせて鉦(かね)を打ちながら踊ります。

参考:文化デジタルライブラリー「跡部の踊り念仏」(最終アクセス2024年6月28日)

参考:佐久市公式サイト「跡部の踊り念仏」(最終アクセス2024年6月28日)

参考:全国民俗芸能「風流」保存・振興連合会「跡部の踊り念仏」(最終アクセス2024年6月28日)

下伊那郡阿南町「新野の盆踊」

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「新野の盆踊(にいののぼんおどり)」は、長野県下伊那郡阿南町に伝わる盆踊りで、室町時代の末期、享録2年瑞光院建立の折、入仏式に三州振草下田の人々来て踊った「おさま(和尚様の意)」を村の人たちが習ったのがはじまりといわれています。盆踊りといえば、楽器に合わせた踊りが一般的ですが、新野の盆踊りは三味線、笛、太鼓といった鳴り物を一切使いません。櫓の上にいる音頭取りの「音頭出し」と、その下で踊る踊り子の「返し」の声だけで踊りが進められます。

参考:阿南町公式サイト「新野の盆踊り」(最終アクセス2024年6月28日)

参考:南信州民俗芸能継承推進協議会「新野の盆踊り」(最終アクセス2024年6月28日)

下伊那郡阿南町「和合の念仏踊」

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「和合の念仏踊(わごうのねんぶつおどり)」は、長野県を代表する盆の念仏踊りのひとつで「下伊那のかけ踊り」に含まれます。
和合の開祖とされる宮下家15代、宮下金吾善隆(後の雷公五良助)が、およそ270年前、江戸へ免訴に行った帰りに、川中島(現在の長野市)から伝えたとされています。踊りの形は遠州の大念仏とよく似ていることから、宮下家の出身地である遠州から伝えられたとも考えられます。昔から和合地区の人々は、念仏踊りを1年中で最も楽しみにしています。

参考:南信州民俗芸能継承推進協議会「和合の念仏踊り」(最終アクセス2024年6月28日)

参考:阿南町公式サイト「和合の念仏踊り」(最終アクセス2024年6月28日)

岐阜県

郡上市「郡上踊」

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“郡上の八幡出てゆく時は、雨も降らぬに袖しぼる」”の歌詞で知られる「郡上踊(ぐじょうおどり)」は、江戸時代から約420年間、岐阜県郡上市で踊り継がれてきた盆踊りで、徳島の阿波踊り、秋田の西馬音内盆踊りとともに「日本三大盆踊り」といわれています。
江戸時代に城主が士農工商の融和を図るために、藩内の村々で踊られていた盆踊りを城下に集め、「盆の4日間は身分の隔てなく無礼講で踊るがよい。」と奨励したため、年ごとに盛んになったものです。そんな背景から、郡上おどりは観光客も地元の人も、誰もがひとつの輪になって踊るという楽しさがあります。

参考:郡上八幡観光協会「郡上おどり」(最終アクセス2024年6月28日)

参考:一般社団法人 郡上市観光連盟「郡上おどり」(最終アクセス2024年6月28日)

郡上市「寒水の掛踊」

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岐阜県郡上市明宝寒水(かのみず)に伝わる「寒水の掛踊(かのみずのかけおどり)」は、約300年ほど前より伝承される風流の太鼓踊りで、毎年9月第2土曜・日曜の寒水白山神社例祭で奉納されます。
踊り手たちは役者と呼ばれ、シナイと呼ばれる長さ3.6mの花飾りを背負った拍子打ちをはじめ、様々な扮装をした役者が参加します。

参考:一般社団法人 郡上市観光連盟「寒水の掛踊」(最終アクセス2024年6月28日)

参考:岐阜県観光公式サイト「岐阜の旅ガイド 寒水の掛踊」(最終アクセス2024年6月28日)

参考:文化遺産オンライン「寒水の掛踊」(最終アクセス2024年6月28日)

静岡県

榛原郡川根本町「徳山の盆踊」

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「徳山の盆踊(とくやまのぼんおどり)」は、静岡県榛原郡川根本町の徳山郷に伝わる、毎年8月15日の浅間神社の例祭にて奉納される盆踊りです。
徳山の盆踊の形態は、古歌舞伎踊りの初期の仕組みを伝承するもので、これに動物仮装の風流が添えられているなど、地域的特徴にも富んでいます。保存会の伝承者と、地元の小・中学生によって継承されています。

参考:文化デジタルライブラリー「徳山の盆踊」(最終アクセス2024年6月28日)

参考:静岡県公式サイト「しずおか文化財ナビ 徳山の盆踊」(最終アクセス2024年6月28日)

参考:全国民俗芸能「風流」保存・振興連合会「徳山の盆踊」(最終アクセス2024年6月28日)

静岡市「有東木の盆踊」

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「有東木の盆踊(うとうぎのぼんおどり)」は、静岡県静岡市の山間部、有東木の東雲寺境内で、毎年8月14日と15日に行われる盆踊りです。
有東木の盆踊は、男性の踊りと女性の踊りに区別され、また手拍子によるもののほかに扇やコキリコなど、踊りによって決まった道具を持ち、伴奏は太鼓だけで、踊り手も皆で歌いながら踊り、また頭に灯籠をかざした者が中央で踊ることがあり、さらに最後の踊りの後に、道具の飾りを燃やす次第があるなど特徴的です。

参考:静岡市観光ガイド「駿河湾★百景 有東木の盆踊」(最終アクセス2024年6月28日)

参考:静岡市公式サイト「有東木の盆踊」(最終アクセス2024年6月28日)

参考:静岡市公式サイト「しずおか文化財ナビ 有東木の盆踊」(最終アクセス2024年6月28日)

愛知県

豊田市「綾渡の夜念仏と盆踊」

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「綾渡の夜念仏と盆踊(あやどのよねんぶつとぼんおどり)」は、愛知県豊田市足助地区の山間地、綾渡(あやど)町で200年前から続く盆踊りです。盆の夜に、地域の人々が行列をつくって歩きながら、所定の位置で立ち止まって鉦を打ち、念仏を唱和する夜念仏と、三味線や太鼓などの楽器を使わず「音頭とり(おんどとり)」が歌う曲に合わせて、下駄の足拍子だけで手踊りを踊ります。

参考:豊田市足助観光協会「綾渡の夜念仏と盆踊り」(最終アクセス2024年6月28日)

参考:豊田市公式サイト『愛知県豊田市の「綾渡の夜念仏と盆踊」がユネスコ無形文化遺産に登録されました』(最終アクセス2024年6月28日)

参考:文化遺産オンライン「綾渡の夜念仏と盆踊」(最終アクセス2024年6月28日)

後編はこちら⇒【2024全国】再注目の盆踊り!ユネスコ無形文化遺産「風流踊」24都府県41件(後編)

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