【2024年】春の高山祭と秋の高山祭りの違いは?

※記事で紹介した旅行商品を購入すると、売上の一部がSBIふるさとだよりに還元されることがあります

長い冬が終わり、生命が芽吹く春は、四季の中でも最も心躍る季節。
桜が咲き、気候もよくなり、各地でたくさんのお祭りやイベントが行われます。
そこで今回は、飛騨地域の春の訪れを告げる「高山祭(たかやままつり)」をご紹介します。
1年に2回、春と秋に開催される高山祭。「春の高山祭」と「秋の高山祭」の違いもまとめましたので、チェックしてください!

高山祭(たかやままつり)とは?

飛騨高山のホテルをチェック!

国内外から毎年たくさんの人が訪れる高山祭は、岐阜県の総面積の約4割を占める高山市・飛騨市・下呂市・白川村の3市1村で構成される飛騨地域のお祭りです。京都の祇園祭(ぎおんまつり)、秩父の夜祭とともに日本三大美祭、また、日本三大曳山(ひきやま)祭にも数えられ、約400年の歴史があります。2016年には「山・鉾・屋台行事」として、ユネスコの無形文化遺産に登録されました。
高山祭は、1年に2回行われていて、春の山王祭(さんのうまつり)と秋の八幡祭(はちまんまつり)の総称です。

高山祭の起源

高山祭の詳しい起源は不明ですが、「飛騨の領国大名金森氏の時代(1585年~1692年)、屋台の起こりは1718年頃といわれ」ています。

引用:PR TIMES「【岐阜県高山市】日本三大美祭のひとつ 秋の高山祭(八幡祭)が開催されます」(最終アクセス2024年2月21日)

春の高山祭と秋の高山祭の違い

春に行われる「春の高山祭(山王祭)」と、秋に行われる「秋の高山祭(八幡祭)」の違いを見てみましょう。

  春の高山祭
(山王祭)
秋の高山祭
(八幡祭)
開催日 4月14日、15日 10月9日、10日
開催エリア 旧高山城下町南半分
(上町)
旧高山城下町北半分
(下町)
氏神 日枝神社 櫻山八幡宮
祭礼行列の呼び名 御巡幸(ごじゅんこう) 御神幸(ごしんこう)
夜祭の呼び名 夜祭(よまつり) 宵祭(よいまつり)
屋台の数 12 11

1.開催日が違う

春の高山祭と秋の高山祭は、当然ですが開催日が違います。
春の高山祭は毎年4月14日と15日、秋の高山祭は毎年10月9日と10日に開催されています。

2024年 春の高山祭の日程

2024年4月14日(日)、15日(月)

2024年 秋の高山祭の日程

2024年10月9日(水)、10日(木)

2.開催エリアが違う

春の高山祭は、通称「上町」と呼ばれる宮川より東岸の北側の地域で行われます。
一方、秋の高山祭は、通称「下町」と呼ばれる宮川より東岸の北側の地域で行われます。

3.氏神が違う

春の高山祭と秋の高山祭では、氏神様が違います。
春の高山祭は日枝神社(山王様)の例祭、秋の高山祭は櫻山八幡宮(八幡様)の例祭です。

4.祭礼行列の呼び名が違う

春の高山祭のお祭りの行列は「御巡幸(ごじゅんこう)」、秋の高山祭のお祭りの行列は「御神幸(ごしんこう)」と呼ばれています。

5.夜祭の呼び名が違う

日が暮れてから行われる夜祭は、春の高山祭では「夜祭(よまつり)」、秋の高山祭では「宵祭(よいまつり)」と呼ばれています。

6.屋台の数が違う

春の高山祭と秋の高山祭では、屋台(山車)の数も違います。
春の高山祭は12台(内、からくり屋台は3台)、秋の高山祭は11台(内、からくり屋台は1台)です。

飛騨高山のホテルをチェック!

高山祭の見どころ

屋台曳き揃え(ひきそろえ)

春の高山祭の屋台は「動く陽明門」といわれ、国の重要有形民俗文化財に指定されています。
豪華絢爛な12台の屋台が勢揃いする「屋台曳き揃え」は、高山祭の見どころとなっていて、訪日観光客にも大人気です。

屋台曳き回し(ひきまわし)

屋台曳き回しは、秋の高山祭だけの行事で、4台の屋台が町を巡る姿が楽しめます。
※春の高山祭では屋台曳き回しは行われません

からくり奉納

からくり奉納は、からくり屋台で綱方(つなかた)と呼ばれる人たちが幾本もの綱を操り、まるで生きているかのようにからくり人形を操作します。

御巡幸(ごじゅんこう)・御神幸(ごしんこう)

春の高山祭では御巡幸、秋の高山祭では御神幸と呼ばれる祭礼行列は、氏子の繁栄を願い、神様が1泊2日の旅をするもので、御旅所(おたびしょ)が宿所となります。
神様は御分霊により神輿(みこし)に乗り、総勢数百人もの大行列を組んで氏子区域を巡り、2日目には神社へ帰ります(還御 かんぎょ)。行列は神輿を中心に獅子、闘鶏楽(とうけいらく)、雅楽、巫女、裃姿(かみしもすがた)の警固など、伝統の装束を身にまとった人たちで構成され、その光景は時代絵巻のように華やかです。

夜祭(よまつり)・宵祭(よいまつり)

春の高山祭では夜祭(よまつり)、秋の高山祭では宵祭(よいまつり)と呼ばれる、日が暮れてから行われる祭りでは、各屋台に約100個もの提灯が付けられ、屋台が夜の町並みを巡行します。提灯の灯りに浮かび上がる屋台は、昼間とはまた違った美しさを見せてくれます。途中、先頭をいく獅子が舞を披露します。
夜祭は4月14日、宵祭は10月9日に行われます。

飛騨高山のホテルをチェック!

高山祭のアクセス方法をチェック

春の高山祭と秋の高山祭は開催場所が異なります。
それぞれのアクセス方法を確認しておきましょう。

春の高山祭(日枝神社)へのアクセス

住所:〒506-0822 岐阜県高山市城山156
TEL:0577-32-0520
電車:JR高山本線 高山駅より徒歩25分
車:中部縦貫道 高山ICより15分

秋の高山祭(櫻山八幡宮)へのアクセス

住所:〒506-0858 岐阜県高山市桜町178
TEL:0577-32-0240
電車:JR高山本線 高山駅より徒歩20分
車:中部縦貫道 高山ICより13分

日本の古き良き雰囲気が残る飛騨高山の伝統あるお祭り「高山祭」。
華やかな祭り行列、豪華な屋台、精巧なからくり人形のお芝居を見に出かけましょう!

【参考サイト】

髙山市公式観光サイト「飛騨高山旅ガイド」(最終アクセス2024年2月21日)

高山市役所公式サイト(最終アクセス2024年2月21日)

PR TIMES「【岐阜県高山市】日本三大美祭のひとつ 秋の高山祭(八幡祭)が開催されます」(最終アクセス2024年2月21日)

SBIグループがご提供する“あなたと地域をつなぎ、地域活性化を応援するメディア”「SBIふるさとだより」に関する最新情報をメールマガジンで配信中です。ぜひご登録ください!


【登録・購読無料】メールマガジンのご登録はこちらから

SBIグループサービス