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冬から春に季節が変わる時期は、果物のなかでも柑橘類がたくさん出回るシーズンです。ビタミンCも豊富でフレッシュな柑橘は人気の果物。種類も豊富で100種類近くあるといわれています。
そこで今回は、数ある柑橘の中から、サッパリした甘酸っぱさとほんのり苦みがクセになる「紅はっさく」をご紹介します。
八朔よりも甘くて食べやすい、八朔の枝変わり品種「紅はっさく」
紅はっさくは、1951年に農間寿二氏が広島県尾道市向島町にある自分の農園において八朔の枝変わりを発見し、これを増殖したものとされています。正式な品種名は、この発見者の名前を冠して「農間紅八朔」といいますが、その後各地に広まり、一般的には「紅はっさく」という名称で流通しています。
通常の八朔よりも果皮が紅く、果肉もほんのり橙色をしています。
八朔というと苦みや酸味が強いイメージがありますが、ふつうの八朔に比べて糖度が高めで、果肉もみずみずしくジューシーです。
甘酸っぱさと八朔特有のほろ苦さがあり、独特のクセになるおいしさです。
実はずっしりとして大きく、食べえのある大きさで、プリプリ、サクサクとした食感です。
皮はかためで厚いので、ナイフで切れ目を入れると剥きやすいです。
薄皮が厚く、果肉はしっかりとしているので、薄皮を剥いて食べるのがおすすめです。
八朔の苦みが苦手な人は、一度試してみてはいかがでしょうか。
主な産地
広島県、和歌山県
旬の時期
2月上旬から4月上旬頃
参考:旬の果物百科「紅はっさく/紅八朔/ベニハッサク:特徴や産地と旬」(最終アクセス2024年3月5日)
まだまだある旬のフルーツ!
清見・はるか(ニューサマーオレンジ・小夏)
紅はっさくと同じく、旬を迎える柑橘は他にもあります。
清見
正式名称を清見タンゴールといい、清見オレンジとも呼ばれます。
果肉は濃橙色でやわらかく、みかんの濃厚な甘み、豊潤なオレンジの香りが広がります。柑橘類の中でも1、2を争うほどの豊富な果汁で、とってもジューシー。
はるか(ニューサマーオレンジ・小夏)
香りがよく、糖度は高めで、酸味が少なくさわやかな風味。グレープフルーツに砂糖をかけたようなさわやかな甘みが楽しめ、独特のパリっとした食感も人気です。
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