ご当地キャラや名所をデザインしたNFT(ミャクーン!)を配布する「自治体コラボキャンペーン」三重県編【Part2】。EXPO2025デジタルウォレットに集めて旅の記憶を持ち歩けます。Part1は南伊勢の見江島展望台(ハートの入り江)と四日市の工場夜景が話題。Part2は赤目四十八滝・夫婦岩・鬼ヶ城を中心に、グルメ・お土産・アクセス、さらに“無理しない”1泊2日モデルコース(3プラン)までを紹介します。
三重の魅力とは🌿✨
伊勢(いせ)・志摩(しま)の青、名張(なばり)の緑、熊野(くまの)へ続く祈りの道。三重は、海と森がほどよい距離感で寄り添い、深呼吸したくなる時間が流れる土地です。にぎやかな観光“映え”だけでなく、日常に戻ってからも余韻が長く続く——それが三重旅の魅力。今回ミャクーン!となったスポットは、その余韻をつくる代表選手です。
🎴ミャクーン!×三重
NFT化されたモチーフは、旅の予習・復習にもぴったり。次に行きたい場所の“しおり”としてコレクションする楽しみ方もおすすめです。
🌲 赤目四十八滝(あかめしじゅうはちたき)— 森の聖地で“水の時間”を取り戻す
三重県Part2(赤目四十八滝)のミャクーン!の獲得はこちらから
名張市(なばりし)の渓谷に沿って、大小の滝と深い淵が連なる景勝地。道は整備されているのでハイキングが楽しめます。端正に一条を描く布曳滝(ぬのびきだき)、巨岩を挟んで二条に落ちる荷担滝(にないだき)、荘厳な名にふさわしい不動滝(ふどうだき)、音の余韻が美しい琵琶滝(びわだき)など、それぞれの表情が水の物語を紡ぎます。
この渓谷には、修験道(しゅげんどう・山中で心身を鍛える修行体系)ゆかりの伝承も残り、歩みを進めるほど森の気配が濃くなっていくのを感じます。入口には「赤目滝水族館」(旧・日本サンショウウオセンター)があり、特別天然記念物オオサンショウウオなどの展示で学べます。
歩き方のヒント
-
足元は滑りにくい靴で。水分と軽い行動食を携行すると安心。
-
雨後は岩が滑りやすく、増水で一部立入制限となる場合があります。訪問前に最新情報を確認しましょう。
🌅 夫婦岩(めおといわ)— 二見の海で“結び”に立ち会う
伊勢市(いせし)の海辺、二見興玉神社(ふたみおきたまじんじゃ)の沖合に立つ2つの岩は、太い大注連縄(おおしめなわ)で結ばれ、日の神を遙拝(ようはい・遠くから拝むこと)する“海の鳥居”ともいわれます。
見どころは早朝。水平線から昇る太陽と岩のシルエット、寄せては返す波音、刻一刻と変わる光の層が、一日のはじまりを静かに祝福してくれます。大注連縄の張替神事(年3回実施)も地域に受け継がれる見どころです。
訪れる前に
-
潮位・風向きで見え方が変わります。足元は濡れやすいので滑りにくい靴を。
-
神事・授与品・駐車場情報は時期により変動します。詳細は公式サイトを確認しましょう。
⛰️ 鬼ヶ城(おにがじょう)— 海と地球の彫刻を歩く
熊野市(くまのし)の海沿いに続く大岩壁「鬼ヶ城」は、海食(かいしょく・波が岩を削る作用)と地殻変動の影響が重なって生まれたダイナミックな景観。洞窟のようにえぐれた岩陰、荒々しい割れ目、光に濡れる岩肌。歩くほどに“地球の時間”が見えてきます。世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産としても知られるスポットです。
歩き方のヒント
-
海風が強い日はしぶきを浴びることも。高波・台風時は通行止めになる場合があります。
-
手すりのない箇所もあるため、無理をせず、見晴らしのよいポイントまでのショートハイクでも十分満足感があります。最新の通行情報は事前に確認しましょう。
🚗 三重おすすめ1泊2日モデルコース(“無理しない”3プラン)
ポイント共通
・レンタカーでの移動推奨
・1日のピーク体験は1〜2つに絞って余白を確保
・移動は30〜60分中心(Cのみやや長め)
・天候・潮位・通行状況で柔軟に入替
・開門時間・駐車場・催事・通行情報は公式サイトで最新情報を確認しましょう
A|海の情景をじっくり:二見(夫婦岩)→ 伊勢神宮 → おかげ横丁 → 鳥羽/志摩
主テーマ:結びの海と“お伊勢さん”
Day1|二見・伊勢
-
午前:二見へ → 夫婦岩で大注連縄の“結び”を見る(潮位・天候で見え方が変化)。
-
昼:伊勢神宮(いせじんぐう) 外宮→内宮を参拝(順路はお好みで)。おかげ横丁で食べ歩き&散策。
-
夕方:伊勢市内または鳥羽エリアへチェックイン。海沿いを散歩。
-
Day2|鳥羽/志摩(天候で選択)
-
午前:①鳥羽水族館でじっくり観覧/②ミキモト真珠島で真珠文化と海女の実演(実施状況は要確認)。
-
昼:志摩へドライブ → 横山展望台で英虞湾(あごわん)の多島美を望み、カフェで一息。
-
夕方:志摩 or 鳥羽から帰路へ。
雨天代替:屋内比率を上げ、鳥羽水族館・真珠島の滞在時間を長めに。
ひとこと:初めての三重に最適。短距離移動で体験密度が高い。
B|森と城下町の“静かな深さ”:赤目四十八滝 → 伊賀上野
主テーマ:水音のハイキングと忍者・城文化
Day1|名張・赤目
-
午前:赤目四十八滝へ。整備された渓谷歩道を往復で半日目安に“無理せず”歩く(途中折返しOK)。
-
昼:入口エリアで遅めランチやカフェ。清流の生き物展示など“学びの寄り道”も。
-
夕方:名張または伊賀上野(いがうえの)へ移動・入浴・夕食。早めに休んで翌日に備える。
Day2|伊賀上野 -
午前:伊賀上野城の天守・石垣見学(季節展は要チェック)。
-
昼前:伊賀流忍者博物館でからくり・資料展示・実演(開催状況の確認を)。
-
午後:城下の古い町並みを散策 → 帰路へ。
雨天代替:赤目の歩行を短縮し、伊賀側(博物館・城見学)の比重を増やす。
注意:渓谷は増水や落石で区間規制の場合あり。最新情報の確認を。
C|海岸地形に浸る(距離やや長め):熊野・鬼ヶ城 集中
主テーマ:地球が刻んだ彫刻を歩く
Day1|熊野市
-
昼:熊野入り → 鬼ヶ城の遊歩道をショートハイク(高波・強風時は規制あり)。
-
夕方:鬼ヶ城センターで海景を眺めつつ休憩・買い物。熊野泊。
Day2|熊野の“余白” -
朝:海沿いを散歩。コンディションが良ければ鬼ヶ城周辺を再訪(短時間)。
-
昼前:花の窟神社(はなのいわやじんじゃ)や熊野古道(くまのこどう)周辺案内所へ寄り道(学びの滞在に振替も可)。
-
午後:早めに帰路へ。
雨・強風代替:歩道が難しい場合はセンター見学や周辺の歴史・民俗施設へスイッチ。
注意:自然歩道ゆえ、安全第一。手すりのない箇所もあるため、滑りにくい靴で。
🍜 ご当地グルメ
ふわっとやさしい伊勢うどん、漁師町の知恵から生まれたてこね寿司、特別な日のご褒美に松阪牛(まつさかうし)、熊野灘(くまのなだ)に育まれたさんま寿司。
旅程に合わせて少しずつ味見するスタイルが、移動の疲れをやさしくほどいてくれます。
🛍️ お土産&カフェメモ
-
赤福(あかふく):やさしい甘さは旅のしめくくりに。
-
へんば餅:伊勢参拝の道中菓子として知られる素朴な味わい。
-
伊勢せきやの海産品や志摩の真珠小物:家族や自分への“ちょっと良いもの”に。
まとめ——“結び直してくれる旅”
水の流れに歩幅を合わせ、海のひかりに呼吸を合わせる。赤目四十八滝・夫婦岩・鬼ヶ城は、忙しい毎日から少し離れて、自分のペースを結び直すための3景です。ミャクーン!NFTで旅の種をまいて、次の休日にその芽を育ててみませんか。あなたと地域が、やさしくつながりますように。