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宮城の松島、広島の宮島とともに、日本三景のひとつに数えられる京都の「天橋立(あまのはしだて)」。天橋立のある宮津市は「海の京都」といわれる京都府北部に位置しています。宮津市は南北に土地が離れているという特殊な形状をしていて、この2つの陸地をつないでいるのが天橋立です。面積172.74平方キロメートル、人口は約2万人と小さな市ですが、京都市に次いで国内外から多くの人が訪れる観光地です。
そこで今回は、天橋立をはじめとする観光スポットと、宮津市に行ったらぜひ泊まりたいリゾート旅館「天橋立離宮 星音」をご紹介します。
全国旅行支援で日本三景「天橋立(あまのはしだて)」
京都府の北部、日本海の宮津湾にある「天橋立」は日本三景のひとつで、日本百選にも多数選ばれています(日本の名松百選、日本の名水百選、日本の道百選、日本の白砂青松百選、日本の渚百選、美しい日本の歴史的風土百選、日本の歴史公園百選、日本の地質百選)。
天への架け橋が倒れてできた?
天橋立の成り立ち
天橋立は、幅約20~170メートル、全長約3.6キロメートルの砂嘴(さし)でできた砂浜です。日本海を流れる海流が宮津湾に入り、砂を運んでくると同時に 、阿蘇海(内海)に流れ出る野田川の土砂とが長い時間をかけて堆積し、その形をつくりあげていて、天に架かる橋のように見えることから「天橋立」の名が付きました。大小約8,000本もの松が生い茂る、何千年もの歳月をかけて自然がつくりだした神秘の造形です。
『丹後風土記(たんごのくにふどき)』によると、その昔、天への架け橋といわれていた天橋立は、イザナギ、イザナミの神が天への上り下りに使われた浮き橋であるといわれ、ある日イザナギノミコトが昼寝をしている間に倒れて天橋立となったという神話が残っています。
天に舞い上がる龍が如く!
360度の大パノラマを楽しむ「天橋立ビューランド」
天橋立駅から徒歩5分。高さ130メートルの文珠山(もんじゅさん)の山頂にある天橋立ビューランドは、天橋立を南側から一望できる展望遊園地です。こちらの展望台ではそのままでも十分美しい景色が見られますが、ぜひ「股のぞき」をしてみましょう。
天橋立を見るなら「股のぞき」で!
股のぞきとは、天橋立に背を向けて立ち、足を肩幅くらいに開き、腰を曲げて股の間から背後の景色を眺めることです。股のぞきをすることで天と地が逆さになり、直立時とは違って海が空のように見えます。天橋立が天に舞い上がる龍ように見えるので、天橋立ビューランドからの景観は「飛龍観」と呼ばれています。
【天橋立ビューランドアクセス】
住所:〒626-0001 京都府宮津市文珠
TEL:0772-22-1000
入園料:大人850円(中学生以上)/小人450円(小学生)※往復のリフト・モノレール代金含む
“三人寄れば文殊の知恵”日本三文殊「知恩寺」
知恵の輪をくぐって知恵を授かろう
宮津市を訪れたら立ち寄りたいのが、日本三文殊の「知恩寺」。
“三人寄れば文殊の智恵”で知られる文殊菩薩様が奉られているお寺です。山門は、黄金閣とも呼ばれる市の指定文化財になっています。境内にある「智恵の輪灯籠」の輪の中を3回くぐる(頭だけ輪に入れて3回出し入れする)と知恵を授かるといわれていて、受験生にも人気のスポットです。
知恩寺で人気の「すえひろ扇子おみくじ」
お参りの後は「すえひろ扇子おみくじ」をひいてみましょう。
このおみくじは扇子を広げると吉凶がわかるようになっている珍しいおみくじです。
変わったデザインなので持ち帰りたくなりますが、境内の松の木に結び付けるのが習わしです。
知恩寺名物「知恵の餅」
天橋立の名物といえば「智恵の餅」。智恵の餅の歴史はたいへん古く嘉暦年間まで遡り、食べると智恩寺の御本尊である文殊菩薩の智恵を授かるといわれています。
智恩寺山門前に並ぶ四軒茶屋(吉野茶屋・彦兵衛茶屋・勘七茶屋・ちとせ茶屋)で食べることができます。一口サイズのお餅にたっぷりのあんこがのったご利益のあるスイーツです。
【智恩寺アクセス】
住所:〒626-0001 京都府宮津市字文珠466
TEL:0772-22-2553
拝観時間:拝観自由
拝観料:無料 ※駐車場は有料
船が通るたびに橋が回る!?
「廻旋橋」
天橋立と文殊堂のある陸地をつなぐ「廻旋橋」は、船が通るたびに90度旋回する珍しい橋です。
大正12年に手動でまわる廻旋橋ができましたが、橋の下を通る大型船舶が多くなり、昭和35年5月から電動式となりました。
多いときには日に50回ほど廻り、観光客の皆さんの目を楽しませると共に、絶好の撮影スポットとなっています。
【廻旋橋アクセス】
住所:〒626-0001 京都府宮津市文珠47
通行時間:通行自由
橋が回る時間:大型船通行時(不定期)、観光船通行時(毎朝9時55分頃)※日曜日は11~15時の間1時間に1回
利用料:無料
問い合わせ先:天橋立駅観光案内所(0772-22-8030)
日本のベネチア!
新しい京都を発見!
旅程に余裕があれば、天橋立から車で30分、日本で最も海に近い町「伊根町」へ。
日本で最も美しい村連合に加盟するこの町のシンボルといえば、重要伝統的建造物群保存地区に指定されている舟屋群です。1階が船のガレージ、2階が居住空間となった漁師町特有の家屋が「舟屋」です。
周囲約5キロの伊根湾には現在も230軒ほどの舟屋が連なり、建物と海が一体となった独特の景観は、「日本のベネチア」「日本で最も海に近い町」などといわれています。
伊根湾を取り囲むようにして建つ舟屋を海上から眺められる遊覧船もおすすめ。船に群がるカモメにエサをあげるのも楽しい時間です。
ふるさと納税でもらえる「海の京都コイン」
寄付額の30%が返礼される新しい旅のカタチ
「海の京都」を旅するなら、「海の京都コイン」をチェック!
「海の京都コイン」とは、海の京都エリアの7つの市町(福知山市・舞鶴市・綾部市・宮津市・京丹後市・伊根町・与謝野町)のいずれかの自治体にふるさと納税で寄付することで、返礼品として即時発行される(寄付額の30%)電子商品券です。
海の京都エリアの加盟店(宿泊施設や飲食店など)なら、どこでも「支払いに」利用できるので、チェックしておきましょう!
全国旅行支援でリトリート!
お部屋にいながら2種の温泉が楽しめるリゾート旅館へ
観光の後は、「天橋立離宮 星音」へ。
星音は国内で唯一、客室にいながら2種の温泉に入ることができるリゾート旅館です。
すべてのお部屋に専用プールと温泉露天風呂を設けていて、タラソテラピー効果のある天然デトックス温泉「金温泉」と、女性に嬉しい美人の湯を誇る「銀温泉」を楽しめます。
“お好きなタイミングでお好きなだけ”至高のプライベートタイムが待っています。
幻の松葉ガニ「間人(たいざ)ガニ」
5隻しかない漁船で水揚げされる幻のカニはここでしか食べられない!
冬の時期に星音に泊まるなら、食事はぜひ「間人(たいざ)ガニ」のプランを選びましょう。
間人ガニは、京都の丹後地方にある間人港に水揚げされる松葉ガニのことで、国内でも流通していないため、日本人でも食べたことがある人は少ないカニです。
間人港の間人ガニを漁獲する漁船は5隻しかなく、漁獲量も少量、冬の日本海の悪天候も相まり、間人ガニはほとんど水揚げされません。
この地を訪れた人しか食べることのできない幻のカニです。
全室オーシャンビュー、広々70平米!
部屋ごとに異なる名作家具と和モダンの旅館とのコーディネートの妙
星音のお部屋は全7室、広さは約70平米で、すべてオーシャンビュー。それぞれのお部屋ごとに異なるインテリアデザインが特徴です。
デンマークの「フリッツ・ハンセン」の名作家具、スイスに本社のある「ヴィトラ」、北欧の巨匠、ハンス・J・ウェグナーなど、国内外から取り寄せた、デザイン性に優れた家具やインテリアに囲まれて贅沢な時間が過ごせます。
【天橋立離宮 星音アクセス】
住所:〒626-0225 京都府宮津市日置2686
TEL:0800-200-9887
京都府の全国旅行支援「きょうと魅力再発見旅プロジェクト」は、12月1日(金)~12月27日(水)(※宿泊は12月28日チェックアウトまで)までの期間限定で再開されます。新規予約の開始日は11月13日(月)。旅行予約サイトからの予約は対象外となりますので、全国旅行支援を利用したい人は直接宿泊施設へ、旅行予約サイトなどの独自ポイントや特典が欲しい人は、そちらでご予約ください。
天橋立、知恩寺への観光もよし、リゾート旅館におこもりしてリトリートもよし!
1年間がんばったご褒美に「海の京都」に出かけませんか。
【参考サイト】
天橋立観光協会「天橋立」(最終アクセス2023年11月8日)
丹後交通「天橋立へ行こう!」(最終アクセス2023年11月8日)
日本三景公式サイト「丹後天橋立」(最終アクセス2023年11月18日)
天橋立ビューランド公式サイト(最終アクセス2023年11月8日)
天橋立観光協会「天橋立ビューランド」(最終アクセス2023年11月8日)
海の京都DMO「天橋立ビューランド」(最終アクセス2023年11月8日)
天橋立 智恩寺公式サイト(最終アクセス2023年11月8日)
天橋立離宮 星音「知恩寺」(最終アクセス2023年11月8日)
京都府観光連盟公式サイト「知恵の餅」(最終アクセス2023年11月8日)
天橋立観光協会「廻旋橋」(最終アクセス2023年11月8日)
360@旅行ナビ「廻旋橋」(最終アクセス2023年11月8日)
伊根町観光協会「伊根の舟屋とは」(最終アクセス2023年11月8日)