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日本の秋は、澄んだ空気と心地よい気候が楽しめる季節です。この季節、全国各地で行われる秋祭りは日本の伝統的な行事で、収穫の感謝や神々への祈りが込められたものが多く、その地域ごとの伝統や文化が感じられるイベントとして多くの観光客や地元の人々に親しまれています。
そこで今回は、そんな秋の風物詩ともいえる全国の秋祭り10選を紹介します。それぞれの祭りには、独自の風習や催し物があり、家族連れやカップル、友達同士で楽しむのにぴったりです。ぜひ、旅行の計画に役立ててください。
- 1. 長崎くんち(長崎)
- 2. 秋の高山祭(岐阜)
- 3. 鹿沼秋まつり(栃木)
- 4. 明神社秋季大祭(和歌山)
- 5. 日光東照宮秋季大祭(栃木)
- 6. 吉田神社秋季大祭(茨城)
- 7. 川越まつり(埼玉)
- 8. 名古屋まつり(愛知)
- 9. 時代祭(京都)
- 10. 鞍馬の火祭(京都)
- まとめ
1. 長崎くんち(長崎)
開催期間: 10月7日~9日
開催地住所: 長崎県長崎市
歴史: 380余年の歴史を持つ、長崎の氏神「諏訪神社」の秋季大祭
特徴: 色鮮やかな山車や奉納踊り、異国情緒あふれるパフォーマンス
おすすめの人: 歴史好き、家族連れ
長崎県長崎市で開催される長崎くんちは、長崎の総鎮守である諏訪神社の秋季例大祭で、異国情緒あふれる祭りです。「踊町(おどりちょう)」と呼ばれるその年の当番町が趣向を凝らして繰り広げる奉納踊りや山車の豪華絢爛なパフォーマンスが見どころで、とくに中国やオランダの文化が反映された演出が特徴です。歴史や異文化交流に興味がある人におすすめのイベントで、家族連れでも楽しめます。
2. 秋の高山祭(岐阜)
開催期間: 10月9日~10日
開催地住所: 岐阜県高山市
歴史: 16世紀後半~17世紀から続く「櫻山八幡宮」の例祭
特徴: 豪華絢爛な山車と人形芝居、夜には提灯が灯る
おすすめの人: 歴史好き、写真愛好家、伝統文化に触れたい人
岐阜県高山市で開催される高山祭は日本三大美祭のひとつで、国の重要無形民俗文化財に指定されています。春と秋に行われ、秋の高山祭は正式には八幡祭(はちまんまつり)といいます。豪華な山車が町を練り歩き、夜には提灯が灯され幻想的な雰囲気が広がります。伝統的な人形芝居も見どころのひとつで、写真映えする祭りとしても有名です。
※春の高山祭(山王祭)は、4月14~15日に開催される日枝神社の例祭です。【2024年】春の高山祭と秋の高山祭りの違いは?もぜひチェックしてください。
3. 鹿沼秋まつり(栃木)
開催期間: 10月の第2土・日曜日(2024年は10月12日~13日)
開催地住所: 栃木県鹿沼市
歴史: 江戸時代から続く今宮神社の秋の例大祭
特徴: 美しい彫刻が施された山車の競演が見もの
おすすめの人: カップル、親子連れ
栃木県鹿沼市で開催される鹿沼秋まつりは今宮神社の秋の例大祭で、ユネスコ無形文化遺産、国指定重要無形民俗文化財に登録されています。江戸時代から続く伝統を誇り、豪華な彫刻が施された山車が市内を巡行する彫刻屋台祭りとして有名です。また、秋の澄んだ空気の中で美しい彫刻を楽しむことができ、アート好きな人々にとくにおすすめです。親子連れやカップルでの参加にも最適な祭りです。
4. 明神社秋季大祭(和歌山)
開催期間: 10月16日
開催地住所: 和歌山県伊都郡高野町
歴史: 高野山の地主明神である高野明神の大祭
特徴: 開山1200年以上の歴史を持つこの地は厳粛で神秘的な空気が漂う
おすすめの人: 仏教に興味がある人、精神的な安らぎを求める人
高野山大祭は、和歌山県伊都郡高野町にある霊場高野山で開催される祭りです。明神社前にて法要の後、中学生の神輿が山内を練り歩きます。もち投げも行われ、多くの参拝者が訪れます。仏教に興味がある人や、精神的な安らぎを求める人に最適です。
「年中行事(明神社秋季大祭)」(高野山真言宗 総本山金剛峯寺)
5. 日光東照宮秋季大祭(栃木)
開催期間: 10月16日~17日
開催地住所: 栃木県日光市
歴史: 徳川家康を祀る日光東照宮の秋季大祭
特徴: 甲冑に身を包んだ武士の行列や流鏑馬(やぶさめ)、神輿渡御が見どころ
おすすめの人: 歴史ファン、伝統的な武士文化に興味がある人
栃木県日光市で開催される日光東照宮秋季大祭は、徳川家康を祀る東照宮で行われる壮大な祭りです。「百物揃(ひゃくものぞろい)千人武者行列」と呼ばれる甲冑を着た武士たちによる行列が見どころで、戦国時代の雰囲気を体感できる貴重な機会です。また、神輿が町を渡御する様子も迫力満点で、歴史好きにはたまらないイベントです。
「日光東照宮秋季大祭」(【公式】日光市の観光サイト 日光旅ナビ)
6. 吉田神社秋季大祭(茨城)
開催期間: 10月15日に近い金~日曜日までの3日間(2024年は10月18日~20日)
開催地住所: 茨城県水戸市
歴史: 日本武尊を祀る常陸第三宮吉田神社の祭礼
特徴: 華やかな神輿や山車が町を練り歩く
おすすめの人: 地域文化を楽しみたい人、親子連れ、歴史ファン
茨城県水戸市に位置する常陸第三宮吉田神社の秋季大祭は、市の指定無形民俗文化財に指定されています。この祭りでは、伝統的な神輿や華麗な山車が町中を練り歩きます。とくに地元の人々が心を込めて準備する祭りの装飾や演出は、観光客にも感動を与えます。歴史や地域文化に触れたい人、家族で楽しい時間を過ごしたい人にとって、秋の吉田神社は特別な場所となることでしょう。
7. 川越まつり(埼玉)
開催期間: 10月の第3日曜日とその前日(2024年は10月19~20日)
開催地住所: 埼玉県川越市
歴史: 江戸の天下祭(神田明神、赤坂日枝神社の各祭礼の総称)の影響を強く受けて発展した祭り
特徴: 豪華な山車行列や夜の提灯行列が見どころ
おすすめの人: 江戸文化や伝統的な日本の祭りを楽しみたい人、歴史愛好家
埼玉県川越市で開催される川越まつりは、江戸時代の華やかな雰囲気を現代に伝える大規模な祭りで、ユネスコ無形文化遺産、国指定重要無形民俗文化遺産に登録されています。昼は豪華な山車が街を練り歩き、夜には提灯が灯され幻想的な雰囲気が漂います。江戸の伝統文化を感じたい人にとって、必見のイベントです。とくに夜の「曳っかわせ(ひっかわせ)」は向かい合う数台の山車が、囃子(笛、太鼓、鉦、踊り)で競演し、最高潮の盛り上がりを見せます。
8. 名古屋まつり(愛知)
開催期間: 10月の土・日曜日(2024年は10月19日~20日)
開催地住所: 愛知県名古屋市
歴史: 昭和30年に始まった、名古屋の秋を彩る一大イベント
特徴: 戦国武将の仮装行列やパレードが見どころ
おすすめの人: 歴史好き、家族連れ、祭りの雰囲気を楽しみたい人
愛知県名古屋市で開催される名古屋まつりは、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康といった戦国時代の英雄たちが登場する華やかな仮装行列で有名です。その他にも、音楽やダンスなどのパフォーマンスが充実しており、家族連れで楽しむのにもぴったりです。
9. 時代祭(京都)
開催期間: 10月22日
開催地住所: 京都府京都市
歴史: 明治28年(1895年)に始まった、平安神宮の大祭
特徴: 平安時代から江戸時代までの衣装をまとった行列が街を練り歩く
おすすめの人: 歴史ファン、文化好き、観光客
京都府京都市で開催される時代祭は、京都三大祭りのひとつで、平安遷都1100年を記念して始まりました。この祭りでは、平安時代から明治維新までの各時代の装束に身を包んだ約2,000人の行列が、市内を練り歩きます。とくに、華やかな着物や武士の甲冑姿は、歴史ファンにとって見逃せない光景です。
10. 鞍馬の火祭(京都)
開催期間: 10月22日
開催地住所: 京都府京都市左京区鞍馬
歴史: 天慶3年(940年)に起源する、由岐神社の例祭
特徴: 町中が火で照らされる幻想的な風景が広がる
おすすめの人: 一人旅、カップル
京都市左京区鞍馬の由岐神社で行われる鞍馬の火祭は、京都三大奇祭のひとつ。平安時代から続く伝統的な祭りで、火を使った壮大な儀式が特徴です。町中に松明が灯され、夜の鞍馬が幻想的な光景に包まれます。祭りのクライマックスでは、勇壮な神輿が担がれ、観客を魅了します。この祭りは、自然と伝統が融合した京都ならではの雰囲気が感じられ、一人旅やカップルでの参加にぴったりです。鞍馬の神秘的な秋の夜を体験できる魅力的な祭りです。
「鞍馬の火祭【由岐神社】」(【京都市公式】京都観光Navi)
まとめ
全国各地で開催される秋祭りは、それぞれが独自の伝統と文化を持ち、訪れる人々を魅了します。10月は気候もよく、紅葉や豊かな自然とともに、地域の祭りを楽しむ絶好のシーズンです。
今回紹介した10の祭りは、親子連れやカップル、一人旅など、さまざまな旅のスタイルにぴったりのイベントです。この秋は日本各地の祭りを巡り、地域の魅力を感じてみてください。