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夏休みシーズン。急に休みが取れたから近場で非日常を感じたい! 長い休暇はないけれど、週末の1泊2日でリゾート気分を味わいたい!
今回は、そんなときにおすすめの都心から一番近い離島「伊豆大島」を取り上げます。
伊豆大島へのアクセス
伊豆大島は都心から約120kmほど南に位置する離島。周囲は約55kmで山手線1周分です。高速ジェット船で約1時間45分、飛行機なら約30分と、アクセス良好で“ちょこっと旅”にぴったりの離島です。
海路
離島に行くなら、交通手段はまず船を検討しましょう。本島から伊豆大島には、大型客船や高速ジェット船で行けます。
大型客船と高速船の所要時間と料金
大型客船と高速船の所要時間と料金はこちらです。
大型客船 | 高速ジェット船 | |
所要時間 | 約6時間 | 約1時間45分 |
料金(大人) | 7,710円(2等)/人 | 11,530円/人 |
※料金は時期によって変動・2024年7月現在 |
運航時間を大幅に短縮した超高速旅客船(ジェットフォイル)
東京から伊豆諸島への主要航路は、大島、利島、新島、式根島、神津島への航路と三宅島、御蔵島、八丈島への航路の2つで、これらは海象条件の厳しい航路のため、従来は大型の貨客船しか就航できず、東京からは時間をかけないと到着できませんでした。
ですが、平成14年に、東海汽船株式会社の「セブンアイランド愛・虹・夢」の3隻の超高速旅客船(ジェットフォイル)が竣工。それまで8時間(東京~大島間)を要していた航路を、わずか1時間45分で結ぶことが可能となりました。
超高速旅客船(ジェットフォイル)の特徴
長時間の船旅は船酔いが心配ですが、ジェットフォイルのメリットはなんといっても「船酔いしない」ことです。
全没翼型水中翼旅客船と称されるジェットフォイルは、高速推進性能と船酔いのない快適な乗り心地を高いレベルで兼ね備えた超高速旅客船。2基のガスタービンエンジン駆動のウォータージェット推進機から毎秒3トンの海水を噴射して前進し、前後2枚の水中翼に発生する揚力で海面から浮上することで、最高時速43ノット(約80km)以上の超高速航走を実現。波高3.5mの荒波でも安定した航走ができ、航空機と同じように船体を内側に傾斜させることでスムーズな旋回が可能です。
このような特徴から、ジェットフォイルは大型客船に比べると波の影響を受けやすいというデメリットもありますが、私たちの船の旅を格段に快適にしていることは間違いないでしょう。
東海汽船
TEL:03-5472-9999
東海汽船株式会社
参考:PR TIMES『新造ジェット船 「セブンアイランド結」7月13日(月)初就航決定!!』(最終アクセス2024年7月26日)
参考:JRTT 鉄道・運輸機構『「ジェットフォイル」建造レポート:~その特性と新造船「セブンアイランド結」の紹介~』(最終アクセス2024年7月26日)
空路
超高速旅客船の1時間45分より、もっと短い時間で東京から伊豆大島へ行くなら飛行機もあります。
調布-伊豆諸島を運航する小型飛行機
東京都調布市にある調布飛行場からは、伊豆諸島へ向かう定期路線が就航しています。調布から伊豆大島までは約30分。窓から景色を眺めているうちにあっという間に着きます。
新中央航空
TEL:04992-2-1651
新中央航空株式会社
伊豆大島の気候
離島というと本土との気候の差が気になるところですが、伊豆大島は海洋性気候のため、最低気温と最高気温の差が小さいのが特徴です。黒潮の流路に近く、コンクリートの照り返しもないので、夏は都心より涼しく感じられるでしょう。
参考:東京都大島支庁公式サイト「管内の気候」(最終アクセス2024年7月26日)
伊豆大島での移動手段
伊豆大島には電車がないため、移動手段はバス、レンタバイク、レンタサイクル、レンタカーになります。
目的に応じて移動手段を決め、予約が必要な場合は早めに申し込みましょう。
バス
大島バス(大島旅客自動車株式会社)
TEL:04992-2-1822
大島バス
レンタカー
伊豆大島レンタカー
TEL:04992-2-2691
伊豆大島レンタカー
大島キャンピングレンタカー
TEL:090-1600-8625
伊豆大島で初のキャンピングカーのレンタル『大島キャンピングレンタカー』
トヨタレンタカー
TEL:04992-2-1611
大島店|大島町(東京都)のレンタカー店舗ならトヨタレンタカー
戸井商店
TEL:070-2158-4093
伊豆大島 レンタカー・レンタサイクル戸井商店 貸自転車とレンタカーのお店
など
タクシー
あいタクシー
TEL:04992-2-0306
大島観光自動車
TEL:04992-2-1051
倉田交通
TEL:04992-2-3823
長岡交通
TEL:04992-2-2740
など
レンタサイクル・レンタバイク
みよしレンタサイクル
TEL:04992-2-2168
レンタサイクル | みよしみやげ品店
Volcanic Island
TEL:080-8118-7412 ※電動アシスト自転車レンタルあり
Volcanic Island izuoshima - 東京から一番近い離島 伊豆大島のゲストハウス&レンタル
戸井商店
TEL:070-2158-4093 ※電動アシスト自転車レンタルあり
伊豆大島 レンタカー・レンタサイクル戸井商店 貸自転車とレンタカーのお店
O.C.Aレンタサイクル
TEL:080-4201-0793 ※電動アシスト自転車レンタル
伊豆大島レンタルサイクル OCAレンタルサイクル - 伊豆大島レンタサイクル
など
参考:伊豆大島ナビ「島内交通」(最終アクセス2024年7月26日)
伊豆大島の観光スポット
伊豆大島に行ったら、ぜひ立ち寄りたい観光スポットをまとめました。
愛らんどセンター 御神火温泉
「愛らんどセンター 御神火温泉」は、1986年の三原山噴火後に湧き出した温泉を利用した施設で、ジャグジーや温泉プール、50畳の広い休憩室、レストランもあり、水着やバスタオルも販売されています。元町港から近く、旅客船の夜行便がある日は到着に合わせて朝6時半からオープンしているので、島に着いたら観光の前にまず温泉に入るのもいいでしょう。
参考:大島観光協会公式サイト「愛らんどセンター御神火温泉」(最終アクセス2024年7月26日)
三原山
伊豆大島の中央に位置する三原山(標高758メートル)は、山頂のカルデラ内に鎮座する中央火口丘です。1777~1778年の安永の大噴火の際、噴き上がった大量のマグマのしぶきや大型の火山弾などが降り積もり、現在の三原山の姿になりました。
三原山噴火口を一周する「おはち巡りコース」からは、三原山の雄大さを間近に見ることができるので、おすすめです。
参考:東京都大島町公式サイト「三原山」(最終アクセス2024年7月26日)
泉津の切り通し
伊豆大島の東側、泉津(せんづ)地区にある「泉津の切り通し」は、ポスターやガイドブックなどにも使われる観光名所です。
2本の巨木の太い根ががっちりと大地を掴み、幹は空高く力強く伸びています。また、間には上へと通じる階段があり、まるで大地を切り開いて異世界へと通じる道のように感じられます。森と光に包まれた神秘的な雰囲気で、パワースポットとしても人気です。
参考:伊豆大島ナビ『神秘の森と光に包まれた場所「泉津」』(最終アクセス2024年7月26日)
地層大切断面
大島一周道路を車で走っていると、“バームクーヘン”と呼ばれる縞模様の地層大切断面が現れます。1953年に道路建設工事のため山を削った際に現れた、全長約640メートル、高さ24メートルの断面です。およそ150から200年程度に1度の大噴火によって降り積もったスコリア・火山灰主体の降下堆積物などが幾重にも積み重なってできた自然遺産的断面です。
太古の歴史を感じる、大自然がつくり出した神秘的なスポットです。
参考:伊豆大島ジオパーク「地層大切断面」(最終アクセス2024年7月26日)
裏砂漠
伊豆諸島には国内で唯一の砂漠があります。三原山周辺の砂漠には表砂漠と裏砂漠があり、スケールの大きい裏砂漠は、度重なる噴火の火山灰、砂礫がつくり出した「黒い砂漠」です。
強風、噴火時の噴出物、火山ガスの影響を受けて植物が定着せず、砂漠のような景観になっています。
参考:伊豆大島ナビ「日本唯一の砂漠『裏砂漠』」(最終アクセス2024年7月26日)
波浮港(はぶみなと)
波浮港は、伊豆大島の南部にある漁港です。もともとは「波浮の池」と呼ばれる火口湖でしたが、1703年の元禄地震で発生した大津波で海と繋がり、その後さらに人の手で崖を切り崩して現在の港になりました。天然の防風壁を持つこの港は風待ち港として栄え、町の発展の礎を築きました。
かつての島暮らしを彷彿とさせる古い町並みが残るエリアなので、のんびり歩いてみるのもいいでしょう。
参考:伊豆大島ジオパーク「波浮港」(最終アクセス2024年7月26日)
伊豆大島の郷土料理
伊豆大島では鮮度の高い魚を使った「べっこう」という郷土料理があります。大島で水揚げされる鯛などの白身魚を中心に、マグロ、カツオなどの寿司ネタを、わさびの替わりに青唐辛子を溶いた醤油タレに漬け、砂糖が多めの酢飯で握る大島独自のお寿司です。タレにつけたネタの色から「べっこう」と呼ばれています。
温暖な伊豆諸島でお寿司を食べるために明治以降に発達した技法で、わさびが手に入らなかった当時の名残りです。
伊豆大島を訪れたら、ぜひ食べたい一品。元町港から徒歩2分の「寿し光」などの飲食店や宿泊施設などで味わえます。
参考:郷土料理ものがたり「べっこうすし」(最終アクセス2024年7月26日)
参考:伊豆大島ナビ「べっこう」(最終アクセス2024年7月26日)
参考:海鮮茶屋 寿し光公式サイト(最終アクセス2024年7月26日)
全部屋オーシャンビュー!
伊豆大島に佇む1日1組限定の貸別荘
元町港から車で約3分。富士山を展望できる一棟貸しの施設「Resort villa miko」は「優雅なひととき」を提供することをコンセプトとしたヴィラです。
200平米の広々とした敷地内では、庭でBBQしたり、海を見ながらお風呂でリラックスしたり、非日常体験ができます。
どの部屋からも伊豆大島の絶景を眺めることができます。沈みゆく夕陽を見ながら、贅沢な時間を過ごしましょう。
1泊2日で都心から一番近い離島「伊豆大島」へ出かけませんか。