【2026年最新】箱根フリーパスは本当に得か?王道ゴールデンコースで徹底検証

 

箱根フリーパス

箱根フリーパスは8つの乗り物が乗り放題で約70施設の優待がつく、箱根観光の定番きっぷ。でも、2025年10月の料金改定で大人1,000円値上げされた今、「本当にお得なの?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。

結論から言うと、ゴールデンコースを一周するだけで通常運賃より約1,000円お得。強羅公園の入園無料(650円分)を加えれば差はさらに広がります。逆に、宿でゆっくり過ごして観光は1箇所だけという方には不要です。

この記事では、ロマンスカー込みの旅行総額から「元が取れる境界線」まで本音で検証。日帰り・1泊2日のモデルコースと、公式サイトには載っていない混雑回避のコツもお伝えします。

あなたはフリーパスを買うべき?

フリーパスがお得かどうかは「箱根でどう過ごすか」で決まります。以下のチェックリストで、30秒で判断できます。

買うべき人

  • 箱根湯本から先で、3回以上乗り物に乗る(登山電車・ケーブルカー・ロープウェイ・海賊船・バスなど)
  • ゴールデンコースを一周する予定(箱根湯本→強羅→大涌谷→芦ノ湖)
  • 美術館に2箇所以上行く(優待割引で100〜500円ずつ浮く)

買わなくていい人

  • 宿でゆっくりして、観光は1〜2箇所だけ→普通にきっぷを買う方が安い
  • 車で移動がメイン→乗り物に乗る回数が少なく元が取れない。「はこチケ」(体験・施設の定額パス)の方が合う場合も
  • 大涌谷だけ行きたい→「大涌谷きっぷ」(登山電車+ケーブルカー+ロープウェイ往復)の方が安い

「買わないほうがいい人」を明記するのは、お得に旅してほしいから。無理に乗り物を詰め込む旅より、自分のスタイルに合ったきっぷを選ぶ方がずっと満足度は高くなります。

損益分岐点とロマンスカー込み総額

箱根 ゴールデンコース
箱根 ゴールデンコース

「3つの乗り物」で元が取れる

2025年10月の料金改定で値上げされましたが、ゴールデンコースを回るなら十分に元が取れます。最も利用者が多い新宿発(2日間・大人7,100円)を基準に、通常運賃を積み上げてみましょう。

▼ ゴールデンコース一周の通常運賃(新宿発・大人)

乗り物 区間 通常運賃(大人・片道) 累計
小田急線 新宿→小田原 910円 910円
箱根登山電車 小田原→強羅 770円 1,680円
ケーブルカー 強羅→早雲山 430円 2,110円
ロープウェイ 早雲山→桃源台 2,000円 4,110円
海賊船 桃源台→箱根町 1,700円 5,810円
登山バス 箱根町→箱根湯本 1,080円 6,890円
箱根登山電車 箱根湯本→小田原 360円 7,250円
小田急線 小田原→新宿 910円 8,160円
合計 8,160円

通常運賃の合計は8,160円。新宿発のフリーパス(7,100円)と比べると、一周するだけで1,060円お得です。途中下車するたびにさらに差が開きます。

ポイントは、ロープウェイ(2,000円)と海賊船(1,700円)の運賃が飛び抜けて高いこと。この2つに登山電車を加えた「3つの乗り物」に乗る時点で、もうフリーパスの方が安くなる計算です。

ロマンスカー込み、旅のトータルはいくら?

フリーパス単体の値段だけでなく、「結局トータルでいくらかかるのか」が気になるところ。箱根フリーパスは2日間有効と3日間有効の2種類があり、発駅によって料金が異なります。主なパターンをロマンスカー特急券(片道1,150円)込みで整理しました。

▼ フリーパス+ロマンスカー特急券の総額一覧(大人・こども)

パターン フリーパス ロマンスカー特急券(往復) 合計
新宿発・2日間・大人 7,100円 2,300円 9,400円
新宿発・3日間・大人 7,500円 2,300円 9,800円
新宿発・2日間・こども 1,600円 1,150円 2,750円
小田原発・2日間・大人 6,000円 6,000円

新宿から家族4人(大人2+こども2)の場合、フリーパス+ロマンスカーの交通費総額は24,300円。同じルートを個別購入すると約28,600円かかるため、家族で約4,300円お得になります。浮いた分でランチをちょっと贅沢にしたり、お土産を奮発したりできる金額です。

▼ 家族・グループ別:フリーパス vs 個別購入 総額比較(ゴールデンコース一周・ロマンスカーあり)

人数構成 フリーパス合計 個別購入合計 差額(お得分)
大人1人 9,400円 10,460円 ▲1,060円
大人2人(カップル・夫婦) 18,800円 20,920円 ▲2,120円
大人2人+こども1人 21,550円 24,055円 ▲2,505円
大人2人+こども2人(4人家族) 24,300円 28,610円 ▲4,310円

※こども個別購入は大人料金の半額で計算。未就学児(6歳未満)は大人1人につき2名まで無料のため、未就学児を含む家族はさらにお得になります。ロマンスカー特急券は新宿〜箱根湯本間の往復(大人2,300円・こども1,150円)を含む。

※ロマンスカーの特急券は「e-Romancecar」でチケットレス購入すると、窓口より割安で座席指定もスムーズです。

30秒でわかる基本情報

乗り放題になる8つの乗り物

乗り物 区間 ひとこと
箱根登山電車 小田原〜強羅 スイッチバックが名物の山岳鉄道
箱根登山ケーブルカー 強羅〜早雲山 急勾配を約10分で登る
箱根ロープウェイ 早雲山〜桃源台 大涌谷の噴煙と富士山を一望
箱根海賊船 桃源台〜箱根町〜元箱根 芦ノ湖を渡る豪華な観光船
箱根登山バス(指定区間) 箱根エリア各所 主要スポットを結ぶ路線バス
観光施設めぐりバス 強羅周辺 美術館巡りに便利
小田急ハイウェイバス(指定区間) 新宿〜御殿場方面 御殿場アウトレットへの割引利用も可
東海バス(指定区間) 箱根〜三島方面 三島スカイウォーク方面へ

注意:伊豆箱根バスは対象外です(箱根登山バスとは別会社)。芦ノ湖畔で似たような路線が走っていますが、乗り間違えると別途運賃がかかるのでご注意ください。

箱根フリーパスはどこで買える?購入場所と特徴まとめ

箱根フリーパスは全部で5か所から購入できます。料金はすべて同じですが、購入できる場所・タイミングに違いがあります。

▼ 箱根フリーパス 購入場所まとめ

購入場所 購入方法 事前購入 おすすめ度
EMot(デジタル) スマホアプリ・オンライン ◎ 1ヶ月前から ⭐⭐⭐ 最おすすめ
小田急線 自動券売機 当日購入のみ ⭐⭐ 当日でもOK
小田急線 みどりの窓口・窓口 有人窓口 ◎ 1ヶ月前から ⭐⭐ 初めての方向け
箱根登山鉄道 各駅 現地窓口 △ 当日〜数日前 ⭐ 現地調達
セブン-イレブン(セブンチケット) Loppi端末 ○ 数週間前から ⭐⭐ コンビニで買いたい方

料金は同じ。デジタルが断然便利です。

箱根フリーパスは紙のきっぷデジタル版の2種類があります。料金は同じですが、デジタル版の方が断然便利です。

  • 券売機の行列をスキップ:箱根湯本駅の券売機は休日の朝に10〜15分並ぶことも。事前購入しておけば到着後すぐに観光を始められます
  • 紛失リスクがゼロ:紙のきっぷは旅行終了まで持ち歩く必要があり、落とすと再購入に。スマホなら失くす心配がありません
  • 改札はQRコードをかざすだけ:いちいちきっぷを取り出す手間がなく、乗り降りがスムーズです

デジタル箱根フリーパス(おすすめ)

小田急の「EMot(エモット)」アプリまたはEMotオンラインチケットから購入できます。

  1. EMotアプリをダウンロード(またはEMotオンラインチケットにアクセス)
  2. 「デジタル箱根フリーパス」を選択し、発駅・有効期間・利用開始日を決定
  3. クレジットカードで決済
  4. 利用当日AM3時以降に「使う」をタップして有効化
  5. QRコードを改札機にかざして通過

自宅で事前購入でき、紛失の心配もなし。利用開始日の1か月前から購入可能なので、旅行計画が決まったら早めに買っておくのがおすすめです。

紙のきっぷ

小田急線各駅の自動券売機・窓口、箱根登山鉄道の各駅、セブンイレブン(セブンチケット)で購入できます。自動券売機は当日から有効分のみ、窓口なら1か月前から予約購入が可能です。

お得に使えるモデルコース2選

フリーパスの元を確実に取りつつ、箱根の見どころを効率よく巡れるコースを2つ紹介します。

コースA:日帰り弾丸ゴールデンコース(約7時間)

「日帰りでも元が取れるの?」という疑問に答えるコース。ロープウェイ・海賊船を中心に、メインどころを1日でさらいます

  1. 8:00 新宿駅発→ロマンスカーで箱根湯本へ(約75分)
  2. 9:30 箱根湯本駅→登山電車で強羅へ(約40分)
    ※混雑する箱根湯本の乗り換えは、ホーム前方に並ぶのがコツ
  3. 10:30 強羅駅→ケーブルカーで早雲山へ(約10分)
  4. 10:45 早雲山駅→「cu―mo箱根」で足湯を楽しむ(15分)
  5. 11:20 箱根ロープウェイで大涌谷へ(約16分)
  6. 11:40 大涌谷→名物「黒たまご」を購入、噴煙を見学。ランチは早め(11:30〜12:30)がベスト。13時台は大混雑します
  7. 13:40 箱根ロープウェイで桃源台へ(約16分)
  8. 14:30 箱根海賊船で元箱根港へ(約25分)
  9. 15:20 元箱根→箱根神社の「平和の鳥居」で参拝(約30分)
  10. 16:20 箱根登山バスで箱根湯本へ(約30分)
  11. 16:00 箱根湯本→駅前商店街でお土産、時間があれば日帰り温泉
  12. 17:30ロマンスカーで新宿へ

このコースの交通費を個別購入すると新宿からの往復込みで約10,460円。フリーパス7,100円+特急券2,300円=9,400円で、約1,060円お得。さらに箱根神社の周辺でバスを追加利用したり、強羅公園(入園無料・650円分)に寄れば差はどんどん広がります。

コースB:1泊2日・逆回りコース(混雑回避術つき)

多くのガイドが紹介する定番コースは「箱根湯本→強羅→大涌谷→芦ノ湖」の反時計回り。乗り継ぎが直感的でわかりやすいのが定番になっている理由ですが、大半の観光客が同じ方向に流れるため、以下の3つの混雑ポイントが発生しやすいのが弱点です。

  • 大涌谷の昼食(12〜13時):定番ルートで到着する時間帯にランチ客が集中し、駅食堂に長蛇の列ができる
  • 桃源台→元箱根の海賊船(14〜15時):午後便が混み合い、1本待ちになることも
  • 元箱根→箱根湯本の登山バス(15〜17時):帰りの観光客が殺到し、座れないまま30分以上揺られることに

あえて芦ノ湖から攻める「逆回り」にすると、この3つをすべて"ピークの逆側"で通過できます。トレードオフとして、登山電車のスイッチバック体験が2日目に回りますが、1泊2日なら十分にカバーできます。

1日目:芦ノ湖→大涌谷→強羅(逆回りルート)

  1. 9:00 新宿駅発→ロマンスカーで箱根湯本へ(約75分)
  2. 10:30 箱根湯本駅箱根登山バスで元箱根へ(約30分)
    ※多くの人は登山電車に乗るため、バスは比較的空いています
  3. 11:00 箱根神社→午前中は参拝客が少なく、湖畔の鳥居もゆっくり撮影できます
  4. 12:00 元箱根港周辺でランチ
  5. 13:00 成川美術館→芦ノ湖と富士山を望む展望室が絶景(フリーパスで200円割引)
    午前中の方が富士山が見える確率が高いので、天気が良ければ美術館を先にしても◎
  6. 14:00 箱根海賊船で桃源台港へ(約25分)
    ※順回りの人たちとすれ違うタイミングで、逆方向は空いています
  7. 14:30 箱根ロープウェイで大涌谷へ(約16分)
  8. 15:00 大涌谷→ランチ後の空いた時間帯。黒たまごを購入、噴煙見学
  9. 16:00ロープウェイ・ケーブルカーで強羅へ
  10. 16:30 強羅周辺の宿にチェックイン

2日目:強羅周辺でゆったり

  1. 9:00宿をチェックアウト
  2. 9:30 箱根強羅公園→フリーパスで入園無料。クラフトハウスでの体験もフリーパス提示で5%オフ
  3. 10:30 観光施設めぐりバスでポーラ美術館へ
  4. 11:00 ポーラ美術館→印象派の名画と森の遊歩道(フリーパスで200円割引)
  5. 13:00 仙石原でランチ
  6. 14:00 箱根ガラスの森美術館→ヴェネチアングラスの美しい世界(フリーパスで100円割引)
  7. 15:30 箱根登山バスで箱根湯本へ
  8. 16:00 箱根湯本でお土産購入、時間があれば日帰り温泉
  9. 17:30ロマンスカーで新宿へ

1泊2日でフリーパスのフリー区間を存分に使い倒すと、交通費だけで個別購入比約1,800円お得に。美術館3箇所の割引(計500円)と強羅公園無料(650円分)を加えると、トータルで約2,950円浮く計算です。

現場で役立つお得ワザ

フリーパスで狙うべき「最強の優待3選」

約70施設の優待がありますが、特にお得感が大きい3つを紹介します。他の施設は小田急公式の優待一覧をチェックしてください。

  • 箱根強羅公園(入園無料・650円分):四季の花々が美しいフランス式庭園。クラフトハウスでの吹きガラスや陶芸体験も5%オフ
  • 箱根小涌園ユネッサン(最大500円割引):水着で楽しめる温泉アミューズメント。家族連れには特にお得
  • ポーラ美術館(200円割引):印象派の名画コレクションと「森の遊歩道」が見事。滞在時間も長めにとりたいスポット

御殿場アウトレットへの割引

新宿発の箱根フリーパスを持っていると、小田急ハイウェイバスの新宿〜御殿場間(通常大人2,000円)が1,400円で利用できます。箱根旅行の前後に御殿場プレミアム・アウトレットでショッピングを楽しむのもおすすめです。

荷物はキャリーサービスで宿へ

箱根湯本駅構内の「キャリーサービス」を使えば、大きな荷物を宿泊先まで届けてもらえます(1,000円〜)。12時までに預ければ15時以降に宿で受け取れるので、身軽な状態で観光を楽しめます。オンラインでの事前予約も可能です。

よくある質問

フリーパスでロマンスカーに乗れますか?

フリーパスに含まれる乗車券でロマンスカーに乗車できますが、別途特急券が必要です。新宿〜箱根湯本間は1,150円(チケットレス)。e-Romancecarでオンライン購入できます。

2日間と3日間、どちらを選べばいい?

1泊2日の旅行なら2日間で十分です。仙石原や御殿場まで足を延ばす場合や2泊以上する場合は3日間がおすすめ。差額は400円(大人)なので、迷ったら3日間を選んでおくと安心です。

こどもの料金と未就学児の扱いは?

小学生(6〜12歳未満)はこども料金が適用されます(新宿発2日間:1,600円)。未就学児(6歳未満)は大人1人につき2人まで無料。座席を使用する場合はこども料金が必要です。

悪天候でロープウェイや海賊船が運休したら?

運休により乗車できなかった乗り物については、旅行終了駅(紙)またはEMotサポートセンター(デジタル)で払い戻しを受けられます。ただし、その乗り物に一度も乗車していない場合に限ります。

伊豆箱根バスは使えますか?

使えません。箱根登山バスとは別会社です。芦ノ湖畔では両社のバスが走っているので乗り間違えにご注意ください。

箱根フリーパスの2026年の料金はいくらですか?

2025年10月改定後の現行料金は、新宿発(おとな)で2日間有効7,100円・3日間有効7,500円です。小田原発は2日間有効6,000円・3日間有効6,300円。こども(小学生)はおとなの約2割程度で、新宿発2日間は1,600円です。料金は発駅により異なります。最新情報は小田急公式サイトでご確認ください。

箱根フリーパスで元が取れる条件は?

ゴールデンコース(登山電車・ケーブルカー・ロープウェイ・海賊船・登山バスを含むルート)を一周するだけで通常運賃より約1,060円お得になります。元が取れる最低条件は「箱根エリアで3種類以上の乗り物に乗ること」。ロープウェイ(2,000円)と海賊船(1,700円)の個別運賃が特に高いため、この2つを含む行程なら確実に元が取れます。逆に、車移動メイン・観光1〜2箇所だけ・宿でゆっくり過ごす方には不要です。

 

まとめ

箱根フリーパスは、ゴールデンコースを一周するなら買い。新宿発で通常運賃より約1,000円お得になり、途中下車や優待施設を使うほどさらに差が広がるきっぷです。

一方で、車メインの旅や観光1〜2箇所だけの方には不要。「大涌谷きっぷ」や「はこチケ」など、旅のスタイルに合ったきっぷを選ぶのが賢い選択です。

スマホで事前購入できるデジタル版なら、当日は改札でQRコードをかざすだけ。ロマンスカーの特急券もオンラインで手配して、箱根旅行をスマートにお得に楽しんでください。

※記載の情報は2026年2月時点のものです。料金やサービス内容は変更になる場合があります。

※最新情報は小田急電鉄・箱根ナビの公式サイトでご確認ください。

SBIグループサービス