【GREEN×EXPO 2027】アゼルバイジャン参加決定!大阪万博で人気の「紅茶の国」が横浜へ

「火の国」アゼルバイジャンの首都バクー。フレイムタワーは夜になると炎のようなライトアップで幻想的な姿に

大阪万博で、ひときわ印象的だったパビリオンを覚えていますか?

昨年の大阪・関西万博で、その独特な建築と美食で印象的だったと紹介されている国、アゼルバイジャン

「あのパビリオンが印象に残っている」「紅茶とお菓子が美味しかった」という声も聞かれる中、嬉しいニュースが飛び込んできました。

2026年1月9日、公益社団法人2027年国際園芸博覧会協会は、2025年11月12日にアゼルバイジャンと公式参加契約を調印したことを発表しました。これにより、2027年に横浜で開催される「GREEN×EXPO 2027(横浜花博)」への同国の参加が正式に決定しました。

なぜ今、アゼルバイジャンに注目すべきなのか? 大阪万博での活躍を振り返りつつ、横浜で期待される展示内容を深掘りします。

速報:アゼルバイジャン、横浜花博へ参加決定!

2026年1月9日、GREEN×EXPO協会より公式参加契約の締結が発表されました。公式サイトによると、契約調印は2025年11月12日に行われたとのことです。

大阪・関西万博が2025年10月13日に閉幕してからわずか1ヶ月後の調印。このスピーディーな参加決定は、日本との友好関係の深さと、同国が「環境」「自然」というテーマを重視していることの表れと言えるでしょう。

2026年1月9日の発表時点で、GREEN×EXPO 2027への公式契約を結んだ国は9カ国となり、約60の国・機関が参加を表明しています。アゼルバイジャンは、この9カ国のうちの1つとして、横浜に花と緑の魅力を届けてくれることになります。

GREEN×EXPO 2027(横浜花博)とは?基本情報をおさらい

ここで改めて、GREEN×EXPO 2027の基本情報を整理しておきましょう。

正式名称 2027年国際園芸博覧会(GREEN×EXPO 2027)
開催期間 2027年3月19日(金)〜 9月26日(日)の192日間
会場 神奈川県横浜市 旧上瀬谷かみせや通信施設(瀬谷せや区・あさひ区)
博覧会区域 約100ha(会場区域80ha)※横浜スタジアム約28個分
テーマ 幸せを創る明日の風景(Scenery of the Future for Happiness)
想定来場者 1,500万人(うち有料来場者1,000万人以上)
クラス A1(最上位)クラス ※国内では1990年「花の万博」以来37年ぶり
公式マスコット トゥンクトゥンクTunku Tunku(宇宙から来た精霊)
公式サイト https://expo2027yokohama.or.jp/

会期始めの3月には約40種600本の桜が来場者を迎え、会場全体には1000万株の花と緑が集結する予定です。大阪・関西万博からわずか1年5ヶ月後の開催となり、日本国内の万博空白期間としては最短記録となります。

なぜ「花博」に? 知られざる植物大国の素顔

「アゼルバイジャン=油田、火の国」というイメージが強いかもしれませんが、実は高い植物多様性を持つ国の一つでもあります。

9つの気候帯が生み出す多様性

アゼルバイジャンは世界有数のザクロの産地で、その品質と栄養価の高さで知られています。

世界に存在するケッペンの気候区分11種類のうち、9種類がアゼルバイジャン国内で見られるとされています。

  • 氷河を抱く大コーカサス山脈だいコーカサスさんみゃく(最高峰4,466m)
  • 乾燥した半砂漠・ステップ地帯
  • 緑豊かな亜熱帯の森(ヒルカニアHyrcaniaの森林群は世界遺産)
  • カスピ海沿岸のリゾート地帯

北海道とほぼ同じ面積(約8.6万㎢)の国土に、これほど多様な環境が詰まっているのは興味深い点です。この自然の多様性が、数千種類の植物を育んでいます。「国際園芸博覧会」のテーマである生物多様性や持続可能性を伝えるのに、特徴的な展示が期待できる国と言えるでしょう。

国を象徴する果実「ザクロ」

アゼルバイジャンを語る上で外せないのが、石榴ざくろ(アゼルバイジャン語で「Nar」)です。同国では文化的に国を象徴する果実として広く親しまれています。

別名「天国の果実」とも呼ばれ、同国のギョイチャイ地方では毎年「ザクロ祭り」が開催されています。ザクロは豊穣と繁栄のシンボルとして、結婚式や祝い事に欠かせない存在です。

横浜花博でも、この真っ赤な宝石のような果実や、それを活かした展示が見られるかもしれません。

大阪万博で印象的だった「おもてなし」の継承

洋梨型のグラス「アルムドゥ」で楽しむ紅茶は、アゼルバイジャン流おもてなしの象徴(イメージ)

2025年の大阪・関西万博において、アゼルバイジャンパビリオンは洗練されたデザインと「チャイ(紅茶)文化」で注目を集めました。SNSや一部のメディアでは、建築やチャイ文化が印象的だと紹介されています。

「七つの美」をテーマにした展示

大阪万博のアゼルバイジャンパビリオンは、「七つの美ななつのび」をコンセプトに設計されました。来場者はアーチを通過するごとに、色鮮やかな文化の旅に浸る新たな章が始まるという趣向。それぞれの「美」が文化的な側面を表し、訪問者に知識や知恵を与える構成になっていました。

紅茶文化でつながる「おもてなし」

アゼルバイジャンでは、ゲストを招くと必ずと言っていいほど紅茶とお菓子でもてなす習慣があります。独特のくびれを持つ洋梨型のグラスアルムドゥで提供される紅茶は、万博会場でも好評だったと伝えられています。

このグラスの形状には理由があるとされています。上部が狭いことで香りを逃さず、くびれ部分で手が熱くなりにくく、下部が広いことでお茶が冷めにくいのだとか。

横浜花博のテーマは「幸せを創る明日の風景」。自然の中で人と人が語り合うアゼルバイジャンのティータイムは、このテーマによく合う文化と言えそうです。横浜でも、花や緑に囲まれながら、あの紅茶文化が体験できることを期待したいですね。

2027年横浜で期待すること

横浜・上瀬谷で開催されるGREEN×EXPO 2027。アゼルバイジャンにはどのような展示を期待できるでしょうか。

多様な植物庭園

9つの気候帯を活かした、変化に富んだ植栽展示が期待されます。高山植物から亜熱帯の花々まで、小さな国土に秘められた植物の多様性を垣間見られるかもしれません。

健康とハーブの知恵

古くから伝わる薬草やハーブティーの紹介も魅力的です。アゼルバイジャンには薬草やハーブを用いた伝統医療の知識が継承されており、現代のウェルネストレンドとも相性が良いと考えられます。

持続可能な農業技術

乾燥地帯でも実りをもたらす伝統的な知恵と最新技術の融合。水資源が限られた環境での農業ノウハウは、気候変動時代の日本にとっても参考になるかもしれません。

食文化の体験

ザクロを使った料理やデザート、サフランで香り高いプラウ(ピラフ)など、アゼルバイジャン料理の体験コーナーにも期待が高まります。もしかすると、アゼルバイジャンのザクロと神奈川県の特産品がコラボしたメニューなども登場するかもしれませんね。

会場へのアクセス&周辺スポット

GREEN×EXPO 2027の会場は、横浜市の郊外部に位置する旧上瀬谷通信施設。2015年に米軍から返還された約242haの広大な土地で、豊かな自然環境が残されています。

アクセス方法(予定)

  • 電車:相鉄線「瀬谷駅」からシャトルバス(予定)。瀬谷駅は横浜駅から相鉄線で約20分です
  • :東名高速道路「横浜町田IC」から約20分(駐車場整備予定)

※アクセス方法の詳細は、公式サイトで最新情報をご確認ください。

周辺で楽しめるスポット

花博観覧後は、横浜ならではのスポットも楽しんでみてはいかがでしょうか。

  • 横浜中華街:日本最大の中華街で食べ歩き
  • 山下公園:海を眺めながらのんびり散歩
  • よこはま動物園ズーラシア:世界の希少動物に会える動物園(会場から比較的近い)

花博で世界の植物に触れた後は、横浜の多彩な魅力も満喫して、充実した1日を過ごしてみてください。

まとめ

大阪で築かれた絆が、横浜でさらに美しい「花」となって咲き誇る——。アゼルバイジャンのGREEN×EXPO 2027参加決定は、万博から花博へと続く日本と同国の友好関係を象徴するニュースと言えるでしょう。

「火の国」でありながら、9つの気候帯が生み出す豊かな植物多様性。そして、紅茶とともに人々をつなぐ「おもてなし」の文化。2027年の横浜では、そんなアゼルバイジャンの知られざる魅力に触れられる機会となりそうです。

開幕まであと約1年。花博の情報は随時更新されていきますので、気になる方は公式サイトをチェックしてみてください。

※本記事は2026年1月時点の情報を基に作成しています。開催内容やアクセス方法は変更になる場合があります。

※訪問の際は、最新の情報を公式サイト等でご確認ください。

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