本記事は、旧上瀬谷通信施設と横浜花博2027、KAMISEYA PARK(カミセヤパーク/仮称)の関係を3回に分けて紹介するシリーズの中編です。前編では、約242ヘクタールの土地全体と横浜花博2027(博覧会区域 約100ヘクタール)のイメージを整理しました。ここでは、その先に整備が進むKAMISEYA PARK(カミセヤパーク/仮称)約70ヘクタールの計画にフォーカスします。➡️前編はこちら ➡️後編はこちら
KAMISEYA PARK(仮称)ってどんなテーマパーク?──「約70ヘクタールの常設施設」としての顔

ここからが本題、KAMISEYA PARK(カミセヤパーク/仮称)です。
KAMISEYA PARK(仮称)は、旧上瀬谷通信施設の観光・賑わいゾーンの中に整備予定の、次世代型テーマパークを核とした複合的な集客施設です。計画の中心を担うのは三菱地所(みつびしじしょ)グループで、開業時期は2031年ごろとされています。
敷地の規模感を数字で見てみると、KAMISEYA PARK(仮称)の計画区域は約70〜71ヘクタール(約706,500平方メートル)。この中が、さらに次の4つのゾーンに分けられています。
- テーマパークゾーン:約51.4ヘクタール(東京ディズニーランドとほぼ同規模とされるメインエリア)
- 駅前ゾーン:約7ヘクタール(駅に近い玄関口。ショップや日常使いの店舗などを想定)
- 公園隣接ゾーン:約6.5ヘクタール(公園側とテーマパーク側をつなぐエリア)
- 環4西ゾーン:約5.7ヘクタール(環状4号線側。バスや車の受け皿となるイメージ)
この「4つのゾーン」は、前編で紹介した旧上瀬谷通信施設の土地利用全体の4ゾーン(観光・賑わい/公園・防災/農業振興/物流)とは別物で、あくまでKAMISEYA PARK(仮称)エリア内の区分です。
来場者数のイメージとしては、事業者の資料等で、
- 開業当初:年間約1,200万人
- 将来的には:年間1,500万人超
という数字が示されています。これは「テーマパークを含むKAMISEYA PARK(仮称)一帯への年間来街者数」の見込みであり、前編で触れた横浜花博2027(博覧会)の来場者数とは別の試算です。
中身のコンセプトとしては、次のようなキーワードが並びます。
- 最先端テクノロジーを使った「没入型エンターテインメント体験」
- 子どもから大人まで楽しめる、複数のテーマエリア
- スリルのあるエリアや、落ち着いて過ごせるエリアなど、気分に合わせて選べる構成
- 来場前後にも楽しめる、バーチャル空間との連携
一方で、「どのアニメ・ゲーム・キャラクターが登場するのか」「どんなアトラクションができるのか」「チケットはいくらくらいになるのか」といった具体的な内容は、2025年11月時点の公式資料では公表されていません。現時点で言えるのは、
- 「旧上瀬谷通信施設全体(約242ヘクタール)のうち、観光・賑わいゾーンの約70ヘクタールで、KAMISEYA PARK(仮称)という大規模なテーマパーク構想が動いている」
- 「GREEN×EXPO 2027(横浜花博)は、その手前の2027年に、観光・賑わいゾーンと公園・防災ゾーンにまたがる約100ヘクタール(博覧会区域)を使って開かれる“期間限定イベント”」
という、役割とタイミングの違う2つのプロジェクトが、同じ土地でバトンリレーするように進んでいるということです。
【出典】
・横浜市「旧上瀬谷通信施設地区『観光・賑わい地区』の事業予定者決定について(KAMISEYA PARK(仮称) 事業予定者提案概要)」:https://www.city.yokohama.lg.jp/city-info/koho-kocho/press/toshi/2023/kamiseyakobo_kettei.html
・(記者発表資料PDF):https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/machizukuri-kankyo/toshiseibi/jokyo/kukakuseiri/kamiseya/themepark/kobo.files/0024_20230913.pdf
・横浜市「旧上瀬谷通信施設地区活用事業(観光・賑わい地区)」:https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/machizukuri-kankyo/toshiseibi/jokyo/kukakuseiri/kamiseya/themepark/kobo.html
・Impress Watch「横浜に大型テーマパーク『KAMISEYA PARK』31年開業へ 旧上瀬谷通信施設」:https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1531479.html
続く後編では、農業振興ゾーンや物流ゾーン、公園・防災ゾーンなど、「遊ぶ場所」以外の役割から見える上瀬谷のもう一つの顔を紹介し、エリア全体のこれからを整理していきます。
※記載の情報は2025年11月時点のものです。計画内容やスケジュール、各施設の詳細は変更になる場合があります。訪問や検討の際は、必ず最新の情報を公式サイト等でご確認ください。