【2025年2月3月】雪まつり・桜まつり・ひな祭り、全国のイベント10選

寒い冬から春への移り変わりを感じる2月から3月。この時期は日本各地で雪のまつりや春の花まつり、伝統的なひな祭りなど、さまざまなお祭りが開催されます。
そこで今回は、家族やカップルで楽しめるお祭り・イベント10選をピックアップ。開催期間やアクセス方法、見どころを紹介します。

伊豆稲取「素盞鳴神社」の雛段飾りとつるし雛

雪の祭り・イルミネーション

厳しい寒さが続く日本の冬には、各地で雪と光をテーマにしたイベントが盛りだくさん。雪で作られたオブジェや雪像が並ぶ会場は、昼と夜で異なる表情を見せてくれます。夜には無数のライトが雪面を照らし、幻想的な景色が広がるのが魅力。会場周辺では冬ならではのあたたかいグルメも楽しめ、体も心もほっとする体験が待っています。

1. 雪と光が織りなす幻想的な世界 
湯西川温泉 かまくら祭り(栃木県日光市 1/31~3/2)

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栃木県日光市の奥深くにある湯西川温泉で毎冬開催される「湯西川温泉 かまくら祭り」。
この祭りの会場は、川沿いに並ぶミニかまくらが幻想的な「沢口河川敷」、雪化粧の茅葺屋根とかまくらのコラボが魅力的な「平家の里」、昼からファミリーで楽しめる「水の郷スノーパーク」の3ヶ所となっています。かまくらの中では甘酒やおしるこが楽しめたり、夜には幻想的にライトアップされたり(会場ごとに異なります)、心も体も温まる体験が人気です。
温泉街には古民家風の宿や足湯もあり、旅情豊かな雰囲気を満喫できるのも魅力。首都圏から比較的アクセスしやすく、冬ならではの特別な思い出づくりにぴったりのイベントです。

開催期間

2025年1月31日(金)~3月2日(日)

ライトアップ

・沢口河川敷ミニかまくら点灯:期間中の金・土・日曜日のみ、17:30~21:00
・平家の里ミニかまくらライトアップ:期間中毎日、17:30~21:00

アクセス

・平家の里
野岩鉄道会津鬼怒川線湯西川温泉駅から日光交通ダイヤルバス湯西川温泉行きで約25分終点下車すぐ
・沢口河川敷ミニかまくら会場
野岩鉄道会津鬼怒川線湯西川温泉駅から日光交通ダイヤルバス湯西川温泉行きで約25分終点下車徒歩約10分
・湯西川水の郷スノーパーク
野岩鉄道会津鬼怒川線湯西川温泉駅から日光交通ダイヤルバス湯西川温泉行きで約15分「水の郷観光センター前」下車徒歩すぐ

【湯西川温泉かまくら祭2025】見どころや楽しみ方をご紹介!日光冬の風物詩 |特集 |【公式】日光市の観光サイト 日光旅ナビ

2. 450年の伝統を持つ雪国の風物詩 
横手の雪まつり かまくら(秋田県横手市 2/15~16)

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秋田県横手市で毎年2月に開催される「かまくら」は、約450年の歴史を持つ伝統行事です。水神様を祀る神事として始まり、今も大切に受け継がれています。
中心となる会場の横手公園では、高さ約3メートルもあるかまくらが並び、夜にはライトアップされた幻想的な雪景色が広がります。かまくらの中で子どもたちが火鉢で餅を焼いたり、道行く人に甘酒を振る舞ったり、心温まる体験が人気です。横手やきそば、きりたんぽ鍋、稲庭うどんのような郷土料理を楽しむ屋台も出店し、食の魅力も堪能できます。

開催期間

2025年2月15日(土)~16日(日)

ライトアップ

18:00~21:00(横手公園会場)

アクセス

JR奥羽本線横手駅から徒歩約10分(横手公園会場)

かまくら – 一般社団法人 横手市観光協会

早春の花まつり(梅・桃・桜)

寒さが和らぎ始める2月から3月にかけて、各地では梅や桃、桜など早春を彩る花々が次々と開花します。まだ冷たい風の中で咲き誇る花は、その鮮やかな色合いで訪れた人々を魅了。地域ごとに特色ある花の祭りが開催され、散策路や展望スポットでは春を先取りする喜びを満喫できます。会場付近では地元の食文化や伝統工芸に触れられる催しも多く、花見だけでなく旅行気分を存分に味わえるシーズンとして人気を集めています。

【桜の部】

3. 8,000本の河津桜が咲き誇る日本一早い桜の名所 
河津桜まつり(静岡県賀茂郡河津町 2/1~28)

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河津桜まつりは、日本一早い桜の一つとして名高い「河津桜」が咲き誇る、静岡県河津町の春の風物詩です。町内には約8,000本の河津桜が植えられ、2月上旬から長期間にわたって鮮やかなピンクの花が訪れる人々を魅了します。河津川沿いに続く桜並木は約4kmにもおよび、散策するだけで春の気分を先取りできるのが魅力。夜には一部エリアがライトアップされ、昼間とは違った幻想的な姿を楽しめます。会場周辺では名産品や地元のグルメが味わえる屋台が並び、温泉地ならではの情緒とあわせて、心に残る旅のひとときを過ごせます。サフィール踊り子で早咲きの河津桜まつりへの記事もあわせてチェックしてください!

お花見の混雑を回避して、こたつで会席膳を堪能!

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「河津桜テラス ~花絨毯~」は、2月だけオープンする特別な予約席です。
【桜テラス 花絨毯】の予約はこちら

開催期間

2025年2月1日(土)~2月28日(金)

ライトアップ

18:00~21:00

アクセス

・直通電車の場合
特急踊り子JR東京駅~伊豆急河津駅(約2時間40分)
・新幹線の場合
JR熱海駅~伊豆急河津駅(約1時間30分)

河津桜まつり公式サイト◆河津桜まつりトップページ

4. 首都圏から日帰りできる河津桜の新名所 
三浦海岸桜まつり(神奈川県三浦市 2/5~3/2)

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首都圏から日帰りでも訪れやすい、早咲きの桜の名所として近年注目度が高まっているのが「三浦海岸桜まつり」です。京浜急行「三浦海岸駅」から小松ヶ池公園に至る約1kmの道沿いには約1,000本の河津桜が咲き乱れ、ピンクのトンネルが写真映えすると評判です。菜の花も植えられ、黄色とピンクのコントラストが春の訪れを感じさせます。海が近いロケーションならではのさわやかな景観に加え、地元三浦の海産物や野菜を味わえるのも魅力。夜桜ライトアップが行われる日には、ロマンチックな雰囲気に包まれた桜景色を堪能でき、カップルからファミリーまで幅広い層に人気です。

開催期間

2025年2月5日(水)~3月2日(日)

ライトアップ

17:00~20:00

アクセス

京浜急行「三浦海岸」駅から徒歩約15分

三浦海岸桜まつり | 三浦市

【梅の部】

5. 日本三名園の梅の祭典! 
水戸の梅まつり(茨城県水戸市 2/11~3/20)

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水戸の梅まつりは、水戸市にある日本三名園のひとつ「偕楽園」と日本最大級の藩校「弘道館」で開催される、全国的にも有名な梅の祭典です。園内には約100品種、3,000本の梅が植えられ、紅白さまざまな色合いが織り成す春景色が圧巻です。2月22日(土)には水戸城跡で夜の観梅を楽しむ「夜梅祭」が行われ、昼間とは異なるロマンチックな雰囲気を醸し出します。
また、茶室での野点(のだて)や俳句大会など、梅にまつわる文化体験プログラムが充実しているのも魅力。JR水戸駅からのアクセスが比較的良く、市街地観光やご当地グルメ「水戸藩らーめん」などとあわせて、一日ゆっくり春の散策を満喫できるスポットです。

開催期間

2025年2月11日(火)~3月20日(木)

ライトアップ

2025年2月15日(土)~3月9日(日)の土日祝日 18:00~20:30

アクセス

・偕楽園
JR常磐線 水戸駅北口バスターミナル4・6番のりばより、偕楽園方面行きバスで約20分

・弘道館
JR常磐線 水戸駅より徒歩約8分

※偕楽園や弘道館での梅の見頃に合わせて平塚・高尾・川越・君津の4方面から、臨時列車「水戸偕楽園号」が運行しています。偕楽園駅(臨時停車)や水戸駅まで乗り換えなしで快適に梅まつりを楽しむことができます

水戸の梅まつり【2025】 | 観光いばらき公式ホームページ

6. 日本一早咲きの梅園!温泉も一緒に楽しむ 
熱海梅園梅まつり(静岡県熱海市 1/11~3/2)

日本一早咲きの梅園として知られる熱海梅園は、例年11月下旬から12月上旬には第一号の梅の花が咲きます。園内には樹齢100年以上の古木を含む約469本・60品種の梅が植栽され、早咲き・中咲き・遅咲きと順に開花リレーが続くため、2ヶ月以上にわたり、さまざまな彩りを堪能できます。さらに、期間中は園内での野点茶会や足湯サービスが提供されます。熱海市内には温泉宿や海鮮グルメが豊富に揃っており、観光とあわせてゆったりと“花と温泉の街”を満喫できるスポットです。首都圏からのアクセスの良さや、温暖な気候も相まって、毎年多くの観光客が訪れる人気の梅まつりと言えるでしょう。

開催期間

2025年1月11日(土)~3月2日(日)

アクセス

・熱海駅より「相の原」方面行きバスにて約15分→「梅園」下車
・熱海駅より伊東線にて約3分→来宮駅下車→徒歩約10分
・JR熱海駅よりタクシーで約10分

第81回熱海梅園梅まつり(2025)|イベント | 【公式】熱海市の観光サイト あたみニュース

【桃の部】

7. 日本一の桃の生産地 
笛吹市桃源郷春まつり(山梨県笛吹市 3/23~4/20)

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日本一の桃の生産量を誇る山梨県笛吹市で行われる「笛吹市桃源郷春まつり」は、桃の花の絶景を堪能するためのお祭りです。約25万本もの桃の木が一斉に開花し、山々を背景にピンク色の“桃源郷”が広がります。富士山や南アルプスを望むロケーションも相まって、その美しさはまさに圧巻。期間中は地元ワイナリーの見学イベントが催され、花見とあわせて山梨ならではの観光も楽しめます。JR石和温泉駅からのアクセスが良く、周辺には温泉旅館やグルメスポットも多いので、のんびり春の休日を過ごすのにぴったりのエリアです。

開催期間

2025年3月23日(日)~4月20日(日)

アクセス

JR中央本線石和温泉駅からタクシーで約20分

2025年笛吹市桃源郷春まつり | ふえふき観光ナビ

8. 関東有数の桃の名所 
古河桃まつり(茨城県古河市 3/15~30)

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関東屈指の桃の名所・古河市で毎年開催される春の風物詩。古河公方公園や周辺エリアには約12万本の桃の木が植えられ、濃淡さまざまなピンクの花が一面に広がります。桜よりもやや遅めの時期に見頃を迎えるため、春花見をもう一度楽しむことも。会場内では地元産品の即売や飲食ブースが充実し、桃を使ったスイーツや名物グルメが人気を集めます。園内には水辺や遊具施設もあり、ファミリーでものんびり滞在できるのが嬉しいポイント。JR古河駅からはタクシー、もしくは心地よい春の風を感じながらのんびり歩くのもいいでしょう。

開催期間

2025年3月15日(土)~3月30日(日)

アクセス

JR宇都宮線・湘南新宿ライン古河駅より徒歩約35分

第49回古河桃まつり/古河市公式ホームページ

伝統のひな祭り

3月3日の「ひな祭り」は、女児の健やかな成長を願う日本の伝統行事。古来からの風習として雛人形が飾られ、地域によっては特色ある装飾や歴史的儀式が催されます。穏やかな春の兆しを感じるころ、優美なひな飾りや職人技が光る布細工などが街並みや神社、観光施設を華やかに彩るのが見どころ。各地で関連イベントや限定グルメが展開され、家族連れやカップルでも楽しめるのが魅力。春の始まりを告げる風情あるお祭りです。

9. 華やかなつるし飾りが温泉街を彩る 
伊豆稲取 雛のつるし飾りまつり(静岡県東伊豆町 1/20~3/31)

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「雛のつるし飾り」は、静岡県稲取で江戸時代から受け継がれてきた伝統行事な祭りです。当時、女の子が生まれると、祖母や母が一針一針想いを込めて巾着などの小さな細工物を作り始め、初節句までにつるし飾りを完成させ、節句の祝いに飾る習わしがありました。
まつりの期間中は、「文化公園雛の館」をメイン会場に全4会場が開館し、鮮やかな布細工を連ねたつるし雛が展示されます。また、2月15日~3月9日の期間は素盞鳴神社の118段の階段に雛人形とつるし飾りが展示されます(本記事冒頭の画像ご参照)。手作り体験教室も開かれており、伝統工芸の魅力に触れることができるのも魅力です。

開催期間

・第28回 雛のつるし飾りまつり
2025年1月20日(月)~3月31日(月)

・素盞鳴(すさのお)神社雛段飾り
2025年2月15日(土)~3月9日(日)10:00~15:00 ※雨天中止

アクセス

伊豆急行線伊豆稲取駅より稲取温泉街方面へ徒歩15分

雛のつるし飾り | 稲取温泉旅館協同組合

10.平安時代から続く伝統行事で女児の健やかな成長を願う 
下鴨神社の流しびな(京都府京都市 3/3)

「下鴨神社の流しびな」は、世界遺産にも指定されている下鴨神社で、3月3日のひな祭りに行われる由緒ある神事です。平安時代から伝わるといわれる儀式で、身のけがれを託した和紙製のひな人形を桟俵(さんだわら)に乗せて御手洗(みたらし)川に流し、子どもの健やかな成長を祈願します。平安装束のお雛様に扮した男女が人形を川へ流す光景は、優美な古都・京都ならではの風情を感じさせます。神事の後には参拝客も桟俵(有料)を流すことができます。アクセスは市バスや地下鉄が便利で、観光スポット巡りとも組み合わせやすいのが魅力です。

開催期間

2025年3月3日(月)

アクセス

・京都駅から

地下鉄(烏丸線)
京都駅~北大路駅まで 北大路駅より市バス1番・205番(約25分)下鴨神社前(もしくは糺ノ森前)

市バス
京都駅~下鴨神社前(もしくは糺ノ森前)まで市バス4番・205番

JRから京阪に乗り換え
JR奈良線京都駅~東福寺駅→乗り換え(京阪:出町柳駅行き)→京阪東福寺駅~出町柳駅→徒歩12分:下鴨神社

・阪急河原町駅から
阪急河原町駅より徒歩5分→京阪祇園四条駅~出町柳駅→徒歩12分:下鴨神社

流し雛のご案内 | 下鴨神社 |賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)

※本記事で紹介しているお祭り・イベントは、開花状況やその他の事情により、開催期間・時間が変更になる可能性があります。お出かけの前には公式サイトなどで最新の情報をチェックしてください

まとめ

2025年の雪まつりから春の花まつり、ひな祭りまで、各地の注目イベントをピックアップしました。開催期間は天候により変動する可能性があるため、お出かけ前に各所の公式サイト等で最新情報を確認しましょう。また、人気の祭りは週末を中心に混雑が予想されるので、公共交通機関の利用がおすすめです。宿泊を伴う観光の場合は、早めに宿をおさえておきましょう。

※参考サイトの最終アクセスはすべて2025年2月7日

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