【2024全国】再注目の盆踊り!ユネスコ無形文化遺産「風流踊」24都府県41件(後編)

2022年にユネスコ無形文化遺産に登録された、24都府県41件の「風流踊(ふりゅうおどり)」。【2024全国】再注目の盆踊り!ユネスコ無形文化遺産「風流踊」24都府県41件(前編)では、41件のうち20件をご紹介しました。今回は残りの21件を【後編】としてお届けします。

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ユネスコ無形文化遺産「風流踊」24都府県41件(後編)

2022年にユネスコ無形文化遺産に登録された、24都府県41件の「風流踊」のうち、21件をご紹介します。

前編はこちら⇒【2024全国】再注目の盆踊り!ユネスコ無形文化遺産「風流踊」24都府県41件(前編)

三重県

伊賀市「勝手神社の神事踊」

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三重県を代表する民俗芸能に、羯鼓(かっこ・かんこ)と呼ばれる太鼓を胸につけて踊る「かんこ踊り」がありますが、伊賀市に伝わる「勝手神社の神事踊(かってじんじゃのしんじおどり)」は、県内にあるかんこ踊りの中で、雨乞系統の代表的なものとされる踊りです。
ゆったりとしたテンポの踊りが多く、色とりどりの花を付けて垂らしたオチズイを背負い、胸につけた羯鼓を打ちながら踊る姿は、この地方独特のものです。

参考:伊賀市公式観光サイト「伊賀ぶらり旅 勝手神社 神事踊(かんこ踊り)」(最終アクセス2024年6月28日)

参考:公益社団法人 三重県観光連盟「観光三重 勝手神社の神事踊」(最終アクセス2024年6月28日)

参考:観光三重「勝手神社の神事踊」(最終アクセス2024年6月28日)

滋賀県

草津市、栗東市「近江湖南のサンヤレ踊り」

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「近江湖南のサンヤレ踊り(おうみこなんのさんやれおどり)」は、滋賀県草津市内の7つの地域である矢倉(やぐら)・下笠(しもがさ)・片岡(かたおか)・長束(なつか)・志那(しな)・吉田(よしだ)・志那中(しななか)に伝わる民俗芸能です。
サンヤレ踊りは、独特の囃子詞(はやしことば)を伴う踊りであり、美しく装った子供たちが、太鼓や鞨鼓(かっこ)、ササラなどの楽器で単純なリズムを奏しながら簡単な所作で踊り、笹や榊、扇子などの採物を持った者がこれを取り囲んで「サンヤレ サンヤレ」と囃し歌います。

参考:文化遺産オンライン「近江湖南のサンヤレ踊り」(最終アクセス2024年6月28日)

参考:草津市公式サイト『「草津のサンヤレ踊り」について詳しく知ろう!』(最終アクセス2024年6月28日)

守山市、甲賀市、東近江市、蒲生郡竜王町「近江のケンケト祭り長刀振り」

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「近江のケンケト祭り長刀振り(おうみのけんけとまつりなぎなたふり)」は、滋賀県南東部で行われる祭礼の総称です。
華やかに着飾った少年が主役となり、鉦(かね)、ササラ、鞨鼓などの楽器を奏しながらの踊りと、長刀(なぎなた)や棒を振る踊りが隊列を組んで巡行します。「ケンケト」という名の由来は各地に諸説伝わりますが、子どもたちが打つ鉦の口唱歌と考えられています。

参考:近江のケンケト祭り長刀振り公式サイト(最終アクセス2024年6月28日)

参考:文化遺産オンライン「近江のケンケト祭り長刀振り」(最終アクセス2024年6月28日)

参考:竜王町観光協会「ケンケト祭り・長刀振り(滋賀県竜王町山之上・杉之木神社)」(最終アクセス2024年6月28日)

参考:文化デジタルライブラリー「近江のケンケト祭り長刀振り」(最終アクセス2024年6月28日)

京都府

京都市「京都の六斎念仏」

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京都府京都市に伝わる「京都の六斎念仏(きょうとのろくさいねんぶつ)」は、「南無阿弥陀仏」の念仏を唱えながら踊る民族芸能です。
六斎とは、もともと毎月8日、14日、15日、23日、29日、30日の計6日の斎日のことで、悪鬼が人命を奪う不吉の日とされ、この日に念仏や和讃などを唱え、鉦太鼓などで囃したのが六斎念仏の始まりといわれています。京都の六斎念仏は、念仏系(発願、回向唄など)、能楽系(道成寺、鉄輪など)、歌舞伎系(和唐内、手習子など)の系統のほか、祇園囃子、四ッ太鼓などがあり、多種多様です。

参考:文化遺産オンライン「京都の六斎念仏」(最終アクセス2024年6月28日)

参考:京都市公式サイト「京都観光Navi 2024年 六斎念仏踊り 一覧」(最終アクセス2024年6月28日)

参考:京都六斎念仏保存団体連合会公式サイト(最終アクセス2024年6月28日)

参考:京都の歴史と文化 映像ライブラリー「六斎念仏」(最終アクセス2024年6月28日)

参考:そうだ 京都、行こう。「壬生六斎念仏」(最終アクセス2024年6月28日)

参考: 全国民俗芸能「風流」保存・振興連合会「京都の六斎念仏」(最終アクセス2024年6月28日)

京都市「やすらい花」

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京都の中心部からやや北の洛北と呼ばれる地域に伝わる「やすらい花」は、平安時代後期の1154年には、すでに行われていました。
古来、春に花が散る際に疫神もともに飛び散って人々を悩ませるといわれ、その疫神を鎮めるためのお祭りでした。ですが、次第に風流化し、人々は踊り狂いながら神送りをするようになったもので、稲の花が早く飛び散らないようにという農耕の予祝行事の意味あいも加わったとされています。
稚児(ちご)の小鬼、赤と黒の大鬼などの練り衆が「やすらい花や」の掛け声とともに飛び跳ねるように踊り、練り歩きます。

参考:文化遺産オンライン「やすらい花」(最終アクセス2024年6月28日)

参考:京都の歴史と文化 映像ライブラリー「京都をつなぐ無形文化遺産 -やすらい花- 」(最終アクセス2024年6月28日)

参考:京都の歴史と文化 映像ライブラリー「風流踊やすらい花 ─やすらい踊─」(最終アクセス2024年6月28日)

京都市「久多の花笠踊」

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「久多の花笠踊(くたのはながさおどり)」は、京都府京都市左京区久多の産土神(うぶすながみ)・志古淵神社に念仏踊を奉納する行事で、室町時代から続く風流踊のひとつです。踊り手は美しい造花で飾った灯籠を手に持ち、太鼓や鉦に合わせて踊ります。花笠は、花宿(はなやど)と呼ばれる家を決め、町内の人々がそこに集まって作ります。

参考:文化遺産オンライン「久多の花笠踊」(最終アクセス2024年6月28日)

参考:関西観光本部「The KANSAI Guide - The Origin of Japan, KANSAI 久多の花笠踊」(最終アクセス2024年6月28日)

参考:京都の歴史と文化 映像ライブラリー「久多の花笠踊」(最終アクセス2024年6月28日)

兵庫県

南あわじ市「阿万の風流大踊小踊」

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「阿万の風流大踊小踊(あまのふりゅうおおおどりこおどり)」は、毎年9月、地元の亀岡八幡宮の秋祭りに、雨乞いの願解き、五穀豊穣、郷土繁栄を願って奉納しています。
2本の細竹をもった子供が前列、大団扇(おおうちわ)をもった大人が後列に並び、音頭取の歌と楽器による囃子にのせて踊ります。

参考:文化遺産オンライン「阿万の風流大踊小踊」(最終アクセス2024年6月28日)

参考: 南あわじ市公式サイト「阿万の風流大踊小踊」(最終アクセス2024年6月28日)

参考: 文化デジタルライブラリー「阿万の風流大踊小踊」(最終アクセス2024年6月28日)

参考:全国民俗芸能「風流」保存・振興連合会「阿万の風流大踊小踊」(最終アクセス2024年6月28日)

奈良県

吉野郡十津川村「十津川の大踊」

「十津川の大踊(とつかわのおおおどり)」は、奈良県吉野郡十津川村の10地区で踊られる盆踊りで、300年以上の歴史を持っています。老若男女が浴衣などを着て、美しい房を付けたバチで太鼓を打ち、また切子灯籠を下げた笹竹を持ったりして盛大に踊ります。

参考:文化遺産オンライン「十津川の大踊」(最終アクセス2024年6月28日)

参考:十津川村観光サイト「十津川村の盆踊り」(最終アクセス2024年6月28日)

参考:全国民俗芸能「風流」保存・振興連合会「十津川の大踊」(最終アクセス2024年6月28日)

島根県

鹿足郡津和野町「津和野弥栄神社の鷺舞」

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「津和野弥栄神社の鷺舞(つわのやさかじんじゃのさぎまい)」は、疫病鎮護のため、天文11年(1542年)に津和野城主であった吉見正頼が、京都から山口に伝わっていた祇園会の鷺舞を津和野でも行うようになったとされています。
鷺舞の一行は、1mほどの鷺頭をかぶり、白色の檜(ひのき)製の羽根を背負った雌雄(しゆう)の鷺が、向かい合って羽根を開閉しながら、歌や囃子に合わせて舞います。

参考:津和野文化ポータル「津和野弥栄神社の鷺舞」(最終アクセス2024年6月28日)

参考:島根県公式観光情報サイト「しまね観光ナビ 津和野の鷺舞(さぎまい)神事」(最終アクセス2024年6月28日)

参考:文化デジタルライブラリー「津和野弥栄神社の鷺舞」(最終アクセス2024年6月28日)

岡山県

笠岡市「白石踊」

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「白石踊(しらいしおどり)」は、岡山県笠岡市白石島に古くから伝わる盆踊りで、新暦の8月13日~16日の夜に行われます。瀬戸内海で行われた源平水島合戦の戦死者の霊を弔うために始まったと言い伝えられています。ひとつの口説き(音頭)に合わせて、男踊、女踊など十数種類もの踊りを輪になって舞うのが特徴です。

参考:岡山公式観光サイト「白石島 盆踊り(白石踊)」(最終アクセス2024年6月28日)

参考:笠岡市公式サイト「白石踊」(最終アクセス2024年6月28日)

参考:笠岡市観光協会「白石踊」(最終アクセス2024年6月28日)

真庭市「大宮踊」

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「大宮踊(おおみやおどり)」は、岡山県真庭市蒜山地方に伝わる盆踊りで、毎年お盆の時期に蒜山各地の神社やお寺、辻堂などを日替わりで回って踊られます。
種類は「あおい」「しっし」「まねき」の3つで、ゆったりとしたリズムで輪になって踊ります。15日の福田神社(大宮様)で行われるものが最も盛大で、花火大会も行われます。

参考:全国民俗芸能「風流」保存・振興連合会「大宮踊」(最終アクセス2024年6月28日)

参考:一般社団法人 真庭観光局「真庭観光WEB 大宮踊」(最終アクセス2024年6月28日)

参考:公益社団法人 岡山県観光連盟「岡山観光WEB 大宮踊」(最終アクセス2024年6月28日)

徳島県

三好市「西祖谷の神代踊」

「西祖谷の神代踊(にしいやのじんだいおどり)」は、1100年以上昔の雨乞いが起源とされています。神代踊という名称は古くは笠踊り、太鼓踊りと呼ばれており、1922年(大正21年)の皇太子(のちの昭和天皇)の訪村に際してつけられたものです。

参考:徳島県観光情報サイト「阿波ナビ 西祖谷の神代踊」(最終アクセス2024年6月28日)

参考:三好市公式観光サイト「神代踊り」(最終アクセス2024年6月28日)

参考:文化遺産オンライン「西祖谷の神代踊」(最終アクセス2024年6月28日)

参考:徳島県三好市公式サイト『徳島県三好市 1100年以上の伝統ある「西祖谷の神代踊」がユネスコ無形文化遺産へ 保存会会長に聞く今とこれから』(最終アクセス2024年6月28日)

香川県

仲多度郡まんのう町「綾子踊」

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「綾子踊(あやこおどり)」は、香川県仲多度郡まんのう町佐文に伝わる風流のひとつで、雨乞いの祈願を本旨とした小歌踊です。弘法大師が佐文村(さぶみむら)に立ち寄り、綾という女性に踊りを教え、踊ったところ、雨が降ったことが始まりとされています。派手な動きはないものの、色鮮やかな衣裳とゆったりとした動きで、近世初期の歌舞伎の踊歌の特徴を残しています。

参考:香川県公式サイト「さぬき歴史文化探訪ナビ 綾子踊」(最終アクセス2024年6月28日)

参考:文化遺産オンライン「綾子踊」(最終アクセス2024年6月28日)

参考:全国民俗芸能「風流」保存・振興連合会「綾子踊」(最終アクセス2024年6月28日)

綾歌郡綾川町「滝宮の念仏踊」

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「滝宮の念仏踊(たきのみやねんぶつおどり)」は、菅原道真公への感謝と五穀豊穣を祈念して、滝宮神社と滝宮天満宮に奉納する踊りで、旱魃の際には雨乞い踊として踊られます。平安時代に讃岐の大旱魃を雨乞いにより救った道真公が亡くなった後、鉦や太鼓を打ち鳴らし、冥福を祈ったことが由来とされています。

参考:滝宮天満宮公式サイト「滝宮念仏踊り」(最終アクセス2024年6月28日)

参考:さぬき歴史文化探訪ナビ「滝宮の念仏踊」(最終アクセス2024年6月28日)

参考:文化遺産オンライン「滝宮の念仏踊」(最終アクセス2024年6月28日)

福岡県

豊前市「感応楽」

「感応楽(かんのうがく)」は、福岡県豊前市大字四郎丸に鎮座する大富神社の神幸祭(春季大祭)で、隔年で奉納される楽打です。第42代文武天皇丁酉年(697年)に始まったとされていて、天地感応楽・国楽とも呼ばれています。舞の中心になるのは、中楽六人と団扇使2人で、団扇使は上裃(かみしも)に菅(すげ)笠、角団扇をもち楽の指揮をとります。中楽は前垂、ヘラの皮の腰蓑(こしみの)、赫熊(しゃぐま)をつけ、締太鼓を胸の前に抱え、背に幣を立てるという出で立ちで、中心的な役割を果たします。

参考:大富神社公式サイト「感応楽」(最終アクセス2024年6月28日)

参考:豊前観光まちづくり協会「感応楽」(最終アクセス2024年6月28日)

参考:文化遺産オンライン「感応楽」(最終アクセス2024年6月28日)

参考:全国民俗芸能「風流」保存・振興連合会「感応楽」(最終アクセス2024年6月28日)

長崎県

平戸市「平戸のジャンガラ」

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「平戸のジャンガラ(ひらどのじゃんがら)」は、長崎県平戸市内の9地区に伝わる念仏踊で、各神社仏閣に踊りを奉納し、雨乞いや五穀豊穣を祈願します。
ジャンガラの語源については松浦家34代清(静山)の著書『甲子夜話(かっしやわ)』に 【「ジャン」ト云ハ、鉦ノ音、「グワラ」ト云ハ、腰鼓ノ声ナリ】と書かれています。

参考:長崎県平戸市(ひらどし)公式サイト「平戸のジャンガラ」(最終アクセス2024年6月28日)

参考:文化遺産オンライン「平戸のジャンガラ」(最終アクセス2024年6月28日)

参考:平戸市文化遺産データベース「平戸のジャンガラ」(最終アクセス2024年6月28日)

大村市「大村の沖田踊・黒丸踊」

「大村の郡三踊(おおむらのこおりさんおどり)[寿古踊(すこおどり)・沖田踊(おきたおどり)・黒丸踊(くろまるおどり)]」は、長崎県大村市の旧郡村の寿古、沖田、黒丸の各地区にそれぞれ伝わる風流踊です。
寿古踊、沖田踊、黒丸踊の3つの踊りには「同時に始まった吉例の踊」との伝承があり、地元で「郡三踊」と呼ばれています。
静かな祝物で子供が踊る寿古踊、子供が長刀(なぎなた)と小太刀を打ち合わせる沖田踊、大花輪と旗を背負って太鼓を叩きながら踊る黒丸踊を伝えますが、衣裳や演奏の並びなど共通点も多く、一連のものとして考えられています。

参考:文化遺産オンライン「大村の郡三踊(寿古踊・沖田踊・黒丸踊)」(最終アクセス2024年6月28日)

参考:長崎県公式サイト「大村の郡三踊(寿古踊・沖田踊・黒丸踊)」(最終アクセス2024年6月28日)

参考:文化デジタルライブラリー「大村の郡三踊(寿古踊・沖田踊・黒丸踊)」(最終アクセス2024年6月28日)

対馬市峰町三根上里・峰町吉田・厳原町曲・厳原町阿連「対馬の盆踊」

「対馬の盆踊(つしまのぼんおどり)」は、対馬島内で受け継がれる盆踊で、先祖の霊を慰めるために各集落で披露されてきた風流踊です。起源は古く、室町時代の念仏踊にまで遡るといわれています。各地区の旧家の長男を中心に踊られてきた踊りで、輪になって踊る一般的な盆踊とは異なり、二列縦隊を基本隊形としています。

参考:文化デジタルライブラリー「対馬の盆踊」(最終アクセス2024年6月28日)

参考:対馬市公式サイト『「対馬の盆踊」について』(最終アクセス2024年6月28日)

参考:文化遺産オンライン「対馬の盆踊」(最終アクセス2024年6月28日)

熊本県

荒尾市「野原八幡宮風流」

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「野原八幡宮風流(のばらはちまんぐうふうりゅう)」は、熊本県荒尾市の菰屋(こもや)、野原、川登(かわのぼり)の3地区にそれぞれ伝わる太鼓踊りで、毎年10月15日の野原八幡宮例大祭(通称のばらさん)にて奉納されている芸能です。獅子頭に見立てた笠をつけた2人の稚児が、歌や笛に合わせて小太鼓と大太鼓を打ちつつ踊る太鼓踊りです。

参考:熊本県公式サイト『「野原八幡宮風流」を含む「風流踊」のユネスコ無形文化遺産への登録が決定』(最終アクセス2024年6月28日)

参考:文化遺産オンライン「野原八幡宮風流」(最終アクセス2024年6月28日)

参考:荒尾市公式サイト『「野原八幡宮風流」が国重要無形民俗文化財に指定されました!』(最終アクセス2024年6月28日)

大分県

国東市「吉弘楽」

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「吉弘楽(よしひろがく)」は、大分県国東市武蔵町吉広に鎮座する楽庭八幡社境内で奉納される楽打ち(念仏踊りの系譜を引く芸能)です。
踊り手自身が太鼓を打ちたたきながら踊る太鼓踊りのひとつで、虫送りの祈願として吉広地区楽庭の楽庭八幡神社境内で行われています。

参考:大分県国東市公式サイト「【ユネスコ無形文化遺産に登録】吉弘楽」(最終アクセス2024年6月28日)

参考:文化遺産オンライン「吉弘楽」(最終アクセス2024年6月28日)

参考:大分県観光情報公式サイト「楽庭(がくにわ)八幡社(吉弘楽)」(最終アクセス2024年6月28日)

参考:全国民俗芸能「風流」保存・振興連合会「吉弘楽」(最終アクセス2024年6月28日)

宮崎県

西臼杵郡五ヶ瀬町「五ヶ瀬の荒踊」

「五ヶ瀬の荒踊(ごかせのあらおどり)」は、宮崎県西臼杵郡五ヶ瀬町大字三ヶ所坂本地区に伝わる踊りで、毎年9月の第4日曜日(3ヶ所神社の例大祭や中登神社、荒踊の館)に踊られています。踊りの役は、どの組の者が担当するという明確な分担があり、さらに踊り太夫などいくつかの役は世襲となっていて、行列や旗の行進順序には昔ながらの定めが現在も厳守されています。
60余名の武者姿の者を中心とした役の者が大小の旗幟を押したてて隊列を組み、踊り場に練り込んで中央に据えられた太鼓を取り囲んで踊ります。

参考:文化遺産オンライン「五ケ瀬の荒踊」(最終アクセス2024年6月28日)

参考:みやざきの文化財情報「五ヶ瀬の荒踊」(最終アクセス2024年6月28日)

参考:ごかせ観光協会「荒踊(ユネスコ無形文化遺産)」(最終アクセス2024年6月28日)

全国各地で熱心な保存継承活動が行われている風流踊を体験しに出かけましょう!

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