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瀬戸内海に面した風光明媚な愛媛県。松山市の中心部に位置する山の上に天守がそびえる松山城、築城の名手・藤堂高虎が築いた今治城、夏目漱石や正岡子規ら文化人が愛した道後温泉、「サイクリストの聖地」として国内外から多くの人が集まるしまなみ海道など、愛媛には魅力的なスポットがたくさんあります。
そこで今回は、愛媛に行ったら訪れたい名所をピックアップします!
- 首都圏から愛媛へのアクセス
- ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンの星付き★「松山城」
- 日本でイチバン海に近い無人駅「下灘駅」
- レトロモダンな観光列車「伊予灘ものがたり」
- サイクリストの聖地として国内外から人が集まる「瀬戸内しまなみ海道」
- しまなみ海道随一のビューポイント「亀老山展望公園(きろうさんてんぼうこうえん)」
- “神の島”に鎮座する日本総鎮守「大山祇神社(おおやまづみじんじゃ)」
- 勇猛果敢な海賊衆の実態が明らかに「村上海賊ミュージアム」
- 築城の名手が築いた日本屈指の海城「今治城」
- イルカと触れ合い、一緒に泳げる「ドルフィンファームしまなみ」
- 夏目漱石も愛した日本最古の温泉“美人の湯”としても知られる「道後温泉」
- 日常の喧騒から離れ、自然の豊かさを感じるホテル「瀬戸内リトリート 青凪 by 温故知新」
首都圏から愛媛へのアクセス
首都圏から愛媛に行くには、飛行機もしくは電車(新幹線+特急)を利用しましょう。
飛行機
東京(羽田空港・成田空港)から松山空港
所要時間:約1時間30分~約1時間50分
新幹線+特急
東京(東京駅・品川駅等)から東海道新幹線でJR岡山駅⇒特急「しおかぜ」で松山駅
所要時間:約6時間50分
ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンの星付き★
「松山城」
松山城は松山市の中心部にある平山城です。賤ヶ岳(しずがたけ)の合戦で有名な七本槍の1人、加藤嘉明(かとうよしあき)公が1602年から築城を開始し、日本の築城史上最長の歳月(約四半世紀)をかけて完成させました。
国指定の史跡で、現存の12天守の中では、姫路城と並ぶ連立式の天守があり、天守からの眺めはミシュラン・グリーンガイド・ジャポンの1つ星に選定されています。
松山城は、標高132メートルの城山(勝山)山頂に本丸、裾野に二之丸(二之丸史跡庭園)、三之丸(堀之内)の大きく3つのエリアから成り、広大な敷地となっています。
「日本100名城」「美しい日本の歴史的風土100選」「日本夜景遺産」「日本百名月」など、数々のタイトルを獲得しています。
参考:四国・愛媛の松山城公式サイト(最終アクセス2024年6月7日)
参考:松山市公式サイト「松山城総合案内」(最終アクセス2024年6月7日)
日本でイチバン海に近い無人駅
「下灘駅」
―そこにあるのは海と空だけ―
数々の映画やドラマのロケにも使われ、今や日本一有名な海の見える駅となった、JR四国予讃線の「下灘(しもなだ)駅」は愛媛県伊予市にある無人駅です。電車を降りた瞬間、目の前に絶景が広がりますが、日没前後のマジックアワーがとくにおすすめ。幻想的な風景が楽しめるので、ぜひ日が沈むまで見届けましょう。
下灘駅は、松山駅から普通列車でおよそ1時間の場所にあります。
参考:伊予市公式サイト「JR下灘駅」(最終アクセス2024年6月7日)
レトロモダンな観光列車
「伊予灘ものがたり」
のんびり車窓からの景色を楽しむなら、松山駅から観光列車「伊予灘ものがたり」に乗るのもおすすめ。
伊予灘ものがたりは、松山駅-伊予大洲駅・八幡浜駅間を予讃線経由で運行する3両の観光列車で、下灘駅では約10分間停車します。
伊予灘ものがたりで、4つの旅と食事を楽しむ
伊予灘ものがたりは1日4便の運行です。
それぞれの旅(ものがたり)は、時間によって表情を変える車窓と、おいしい食事が楽しめます。
大洲(おおず)編[下り]
松山駅(8:27発)-[食事]-下灘駅(約10分間停車)-伊予大洲(10:28着)
さわやかな朝、太陽にきらめく伊予灘を眺めながら、特別なものがたりが始まります。
食事は「朝のひとときを味わう旬彩モーニング」メニューです。
双海(ふたみ)編[上り]
伊予大州駅(10:57発)-[食事]-下灘駅(約10分間停車)-松山駅(13:02着)
ゆったりと流れる非日常の時間と、自然が織りなす絶景を楽しめます。
八幡浜(やわたはま)編[下り]
松山駅(13:31発)-[食事]-下灘駅(約10分間停車)-伊予大州駅(15:12着)-八幡浜(15:50着)
海、川、街へと、景色の変化を楽しみつつ、ものがたりはいよいよクライマックスへ。
道後(どうご)編[上り]
八幡浜駅(16:14発)-[アフタヌーンティー]-伊予大州駅(16:33発)-下灘駅(約10分間停車)-松山駅(18:17着)
旅のフィナーレにほんのり色づく伊予灘の景色は、あなたの思い出を彩る1ページに。
参考:JR四国『観光列車「伊予灘ものがたり」』(最終アクセス2024年6月7日)
サイクリストの聖地として国内外から人が集まる
「瀬戸内しまなみ海道」
瀬戸内しまなみ海道は、愛媛県今治市と広島県尾道市を結ぶ全長約60kmの自動車道で、西瀬戸自動車道、生口島道路、大島道路からなっています。
瀬戸内海の島々を7つの橋でつなぎ、四国と本州を結んでいます。各橋には自転車歩行者専用道路が併設されているので(一部、渡船が推奨されている区間があります)、瀬戸内海を眺めながらのサイクリングを楽しむことができ、「サイクリストの聖地」として知られています。瀬戸内しまなみ海道は、日本で初めて海峡を横断できる自転車道で、愛媛県と広島県を以下の橋で結んでいます。
【愛媛県今治市】
来島海峡大橋(全長:4,105m)※3橋換算
来島海峡大橋は世界初の3連つり橋で、しまなみ沿線で最大の橋です。
伯方・大島大橋(橋長:840m)※1橋換算
伯方・大島大橋は、伯方橋(桁橋)と大島大橋(つり橋)の総称です。
大三島橋(橋長:328m)
大三島橋は、沿線唯一のアーチ橋です。
【愛媛県・広島県の県境】
多々羅大橋(橋長:1,480m)
多々羅大橋は、愛媛県と広島県をまたいでいて、世界有数の斜張橋です。
【広島県尾道市】
生口橋(橋長:790m)
生口橋は、広島県内に位置する斜張橋です。
因島大橋(橋長:1,270m)
因島大橋は、広島県内に位置するつり橋です。
新尾道大橋(橋長:546m)
因島大橋は、広島県内に位置する斜張橋です。
参考:本四高速「しまなみ海道」(最終アクセス2024年6月7日)
参考:今治じてん「瀬戸内しまなみ海道に架かる橋」(最終アクセス2024年6月7日)
しまなみ海道随一のビューポイント
「亀老山展望公園(きろうさんてんぼうこうえん)」
しまなみ海道・大島の南端にある標高301.1mの亀老山展望公園(きろうさんてんぼうこうえん)は、愛媛県今治市吉海町にある公園で、瀬戸内海国立公園に指定されています。しまなみ海道随一のビューポイントで、隈研吾氏による設計として知られるパノラマ展望台ブリッジからは、世界初三連吊橋「来島海峡大橋」と日本三大急潮のひとつ「来島海峡」の潮流、晴れた日には西日本最高峰の石鎚山を一望できます。
参考:しまなみジャパン「亀老山展望公園」(最終アクセス2024年6月7日)
参考:今治市公式サイト「亀老山展望公園」(最終アクセス2024年6月7日)
“神の島”に鎮座する日本総鎮守
「大山祇神社(おおやまづみじんじゃ)」
古来より「神の島」として崇められてきた大三島に鎮座する大山祇神社(おおやまづみじんじゃ)は、日本総鎮守と呼ばれ、全国に一万社あまりの分社を持つ神社です。大三島はしまなみ海道でつながる6つの島のうちのひとつです。
境内には樹齢約2,600年の大楠があり、神社内の楠群は日本最古の原始林社叢の楠群として、国の天然記念物に指定されています。
社号標(大日本総鎮守大山祇神社)の社号石は、初代内閣総理大臣の伊藤博文が明治42年3月22日参拝記念に書いたものです。その昔は水軍の武将たちの信仰も集め、大山祇神社の神紋「折敷に三文字」を河野氏や来島村上氏が家紋にしています。
参考:大山祇神社公式サイト(最終アクセス2024年6月7日)
勇猛果敢な海賊衆の実態が明らかに
「村上海賊ミュージアム」
愛媛県今治市宮窪町にある村上海賊ミュージアムは、今治周辺を治めていた村上海賊の歴史を紐解く、貴重な資料を展示しているミュージアムです。
一見穏やかに見える今治周辺は、実は潮流が激しい難所。この海のスペシャリストであった村上海賊が、海上交通の安全を下支えしていました。荒々しい行動だけではなく、通行料の対価として海の安全を保障していた村上海賊は文化人としての顔も持ち、大山祇神社には彼らが詠んだ連歌が奉納されています。
一般に「海賊」といえば、理不尽に船を襲い、金品を略奪する無法者がイメージされるかもしれませんが、村上海賊ミュージアムの展示室を巡れば、海賊と呼ばれた人々が、必ずしもマイナスイメージで語られなかった時代があったことに気づかされます。
参考:村上海賊ミュージアム公式サイト(最終アクセス2024年6月7日)
参考:今治市公式サイト「村上海賊ミュージアム」(最終アクセス2024年6月7日)
築城の名手が築いた日本屈指の海城
「今治城」
愛媛県今治市、瀬戸内海に面した海岸にある今治城は、江戸時代初期に築城の名手・藤堂高虎が築いた城です。四角形のシンプルな形で、戦い重視の険しい城から脱却した、機能性重視の先進的な構造になっています。城内に港を設け、直接海に出られるようになっています。現在は今治港として使われ、海事都市今治のルーツのひとつになっています。
参考:今治地方観光協会「今治城」(最終アクセス2024年6月7日)
参考:JB本四高速「瀬戸マーレ 今治城」(最終アクセス2024年6月7日)
イルカと触れ合い、一緒に泳げる
「ドルフィンファームしまなみ」
愛媛県今治市伯方町にあるドルフィンファームしまなみは、日本最大級のイルカのふれあい施設。イルカと触れ合う「ふれあいコース」では、海上デッキからイルカと握手やキスをしたり、餌をあげたりして遊びながらイルカの生態を学ベます。一緒に泳ぐことができる「スイムコース」では、イルカの背びれにつかまって1周したり、イルカと一緒に自由に泳ぎながら水中での観察ができます。
また、コテージやグランピングサイト、テントサイトも設けられているので、キャンプやBBQも楽しめます。
参考:ドルフィンファームしまなみ公式サイト(最終アクセス2024年6月7日)
参考:今治市公式サイト「ドルフィンファームしまなみ」(最終アクセス2024年6月7日)
夏目漱石も愛した日本最古の温泉
“美人の湯”としても知られる「道後温泉」
松山空港から車で約30分、愛媛県松山市にある道後温泉は、3,000年ともいわれる歴史を誇り、兵庫県の有馬温泉、和歌山県の白浜温泉と並ぶ日本三古湯のひとつ。アルカリ性単純泉の湯質は、きめ細やかな日本人の肌に優しいなめらかなお湯で、刺激が少なく、湯治や美容に適し、「美人の湯」としても人気です。『日本書紀』『源氏物語』などの作品にも名湯として登場。近代文学では、夏目漱石の代表作『坊ちゃん』の舞台として知られ、正岡子規、高浜虚子、種田山頭火など、数々の文化人にも愛されました。道後温泉は、「道後温泉本館」「飛鳥乃湯泉」「椿の湯」の3つの温泉からなっていて、シンボルである「道後温泉本館」は、平成6年12月に公衆浴場で初めて国の重要文化財に指定されています。
松山市はもちろん、国の宝である本館を次世代へ引き継いでいくため、営業しながらの保存修理工事が行われていましたが、令和6年7月11日から全館営業が再開されます。
参考:公益財団法人 松山観光コンベンション協会「道後温泉」(最終アクセス2024年6月7日)
日常の喧騒から離れ、自然の豊かさを感じるホテル
「瀬戸内リトリート 青凪 by 温故知新」
国際芸術祭の先駆け的な存在として知られ、人気の高い「瀬戸内国際芸術祭」。「瀬戸内リトリート 青凪 by 温故知新」は、瀬戸内国際芸術祭が開催される「地中美術館」や「ベネッセハウス」を手がけた世界的な建築家・安藤忠雄氏が設計した、スモールラグジュアリーホテルです。
もともと美術館として一部を公開していた建物にリノベーションを施し、リゾートホテルとして生まれ変わりました。開放感溢れるガラス張りの窓から一望できる、瀬戸内の雄大な景色と、その恵みを思う存分に体感できる滞在を楽しめます。
今年の夏は瀬戸内海の大自然に包まれて、リトリート!
参考:ART SETOUCHI公式サイト(最終アクセス2024年6月7日)
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