生産から提供まで「日本一有名な漁師」の安全安心でおいしい牡蠣

農林水産省が推進する、農山漁村での6次産業化。
「6次産業化」とは、農林漁業者(1次産業)が、農産物などの生産物の元々持っている価値をさらに高め、それにより、農林漁業者の所得(収入)を向上していくことです。
生産物の価値を上げるため、農林漁業者が、農畜産物・水産物の生産だけでなく、食品加工(2次産業)、流通・販売(3次産業)にも取り組み、それによって農林水産業を活性化させ、農山漁村の経済を豊かにしていこうとするものです。
「6次産業」という言葉の6は、農林漁業本来の1次産業だけでなく、2次産業(工業・製造業)・3次産業(販売業・サービス業)を取り込むことから、「1次産業の1」×「2次産業の2」×「3次産業の3」のかけ算の6を意味しています。
言葉の由来は、東京大学名誉教授の今村 奈良臣(いまむら ならおみ)先生が提唱した造語と言われています。

引用:農林水産省「農山漁村発イノベーションの推進 6次産業化とは」<https://bit.ly/3F7vX36>(最終アクセス2022年12月1日)

生産から消費者に届くまでしっかりと管理でき、安心・安全でおいしい商品をお届けすることができる取り組みです。

そこで今回は、牡蠣やムール貝等海産物の生産、加工、そして販売までを一貫して行う“究極の6次産業化”を実現した、宮城県石巻市の「海遊」をご紹介します。

水産業の未来を見つめる会社「海遊」

「皆さまの食卓が、笑顔で彩られるようなサービスや商品を提供したい」
その理念の下、自社ならではの付加価値も加え、現状に甘んずる事なく、時代の変化を恐れずに常に学び、革新し、成長し続ける会社「海遊」。
この特徴的な例が「究極の6次化」です。
今現在、将来を予測することが難しい時代だからこそ、初心を忘れることなく、たゆまぬ努力を惜しまず、かけがえのない海を大事にして、持つ力を有効に扱い、次の世代へと引き継いでいく。
そして、そのための技術と知恵を生み出すこと。
海遊が水産業界の先進的な事例となるためにも、「日本の水産業の活性化に必要なことは何か」を、社員それぞれが考え続けます。

栄養豊富な“海のミルク”牡蠣

牡蠣は日本でも人気の食材。栄養も豊富でとても美味! 健康維持や美容にも効果があるといわれています。
漁の仕方から、牡蠣が綺麗になるまでを、美しい雄勝の風景とともに動画でご覧ください。

www.youtube.com

牡蠣を知ろう!

真牡蠣とは

日本国内で最も多く出荷されている牡蠣の種類のひとつ、真牡蠣。
双璧を成す岩牡蠣と比べると、育つ場所や産卵時期、旬として出荷される時期や味、そのすべてに違いがあります。
大きく産地を分けると、真牡蠣は太平洋側、岩牡蠣は日本海側で多く養殖されています。真牡蠣の旬は冬で、一般的な水揚げ時期は10月~4月の半年間です。岩牡蠣は産卵期の数ヶ月で、時間をかけてゆっくり産卵するのに対し、真牡蠣は産卵期の数ヶ月で一気に大量に産卵します。
真牡蠣の特徴は、産卵後に体内の養分が落ちてしまうことです。同時に牡蠣の旨味そのものであるグリコーゲンも落ちてしまいます。そのため、真牡蠣の旬は、産卵前の冬の時期となります。大きさは岩牡蠣と比べ小ぶりですが、旨味がたっぷりでクリーミーな味わい。また、真牡蠣は養殖物がほとんどで1年~3年かけて育ちます。

「食べるサプリメント」海遊の牡蠣

雄勝の豊かな自然の養分を含んだ水は、周りの山々だけでなく、雄勝湾の海底からも湧き出ています。年間を通じて塩分濃度の変化が少ない、穏やかな海です。
ミネラルが豊富なことはもちろん、湾内の細菌数がかなり少ないため、生でも安心して食べられます。
ミネラルをたっぷりと吸い込んで育った海遊の牡蠣は、旨味・塩味が濃く、栄養満点。まさに「食べるサプリメント」といっても遜色がない程です。

ノロウイルス検査は週3回で実施!
安全安心への取り組み

よりおいしく、そして安全に牡蠣を食べてもらいたい!
その想いから、海遊では「牡蠣=ノロウイルス」という間違ったイメージ・不安をなくすための検査体制を確立しました。
水揚げした牡蠣はすぐに滅菌海水(雑菌や不純物が極めて少ない海水)で、22時間以上の浄化を行い、鮮度を保ちます。
徹底した浄化処理はもちろん、世界最高水準の検査体制を目指して、宮城県で定められている検査に加え、微生物学的検査を専門とする仙台市の(株)日本微生物研究所に、高感度な「リアルタイムPCRプローブ法」によるノロウイルス検査を通年で週3回(月・水・金)依頼し、検査をクリアした牡蠣のみを出荷しています。
また、全従業員にも検便検査とノロウイルス検査を義務付けています。

検査結果はwebサイトで公開され、定期更新されています。

検査結果はこちら

全国ネットの人気テレビ番組でも取り上げられた、
「三陸漁師のカンカン焼きセット」

雄勝湾で育った牡蠣は、ミネラルを豊富に含んだ湧き水により旨味が凝縮されます。
また、もともと塩分濃度の濃い海域で育つ貝類は塩味が濃く、お料理やお酒などにとてもよく合う濃い牡蠣になります。
グリコーゲンをたくさん含んだ栄養豊富な「海のミルク」といわれる牡蠣。亜鉛、タウリン、ミネラル、ビタミン類の栄養成分も含んでいますので、疲労回復や免疫力の増加などの効果が期待されます。
缶に牡蠣を入れてそのままコンロに置き、直火で約5分焼くだけでカンタンに焼き牡蠣が楽しめる人気商品です。
缶の穴から水が吹き出てきたら完成の合図。
アウトドアでのバーベキューにも最適、磯の風味漂う牡蠣小屋の味わいをご家庭で!
もちろん生牡蠣としてもどうぞ!

三陸漁師のカンカン焼きセット 牡蠣小サイズ12個 | 海遊ショップオンライン

愛情込めて育てた牡蠣を直営のレストランで提供

海遊の代表 伊藤浩光さんは、全国区のニュースに取り上げられるなど自他共に認める“日本一有名な漁師”。
伊藤さんは2011年の海遊設立の4年後、2015年に自社直営の「三陸漁師のオイスターバー オストラデオーレ」を仙台の中心部国分町にオープンしました。

自身が愛情込めて丁寧に育てた牡蠣を、直営のオイスターバーで出す「究極の6次産業化」。生産からお客様までしっかりと管理でき、安全・安心で、おいしいだけでなくリーズナブルな価格で提供できます。
牡蠣の魅力を熟知している漁師ならではの料理、牡蠣に合うドリンクで、楽しいひとときを過ごせます。

自然から注ぎこまれるミネラルに恵まれ、おいしく栄養満点の海の幸を、大切なあなたへ届けます。

三陸漁師の会社 海遊

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