――八雲立つ 出雲八重垣 妻籠みに 八重垣作る その八重垣を――
スサノオノミコトが出雲の地で詠んだ、日本最古の和歌といわれています。
「八雲」は、八重に重なった雲が非常に豊かであることを象徴していて、「八雲立つ」は出雲にかかる枕詞となっています。
島根県松江市の名産品として知られる漆器「八雲塗」は、この枕詞に由来しているそうです。
今回は、茶の湯の文化に育まれた島根の伝統工芸「八雲塗」を、心を込めて作り続ける「八雲塗やま本」をご紹介します。
八雲白檀 琥珀
モダンカップ(内黒・内赤)
熱いものも、冷たいものも楽しめるカップです。
飲み物以外にも、ヨーグルトやアイスのデザートカップとしてもどうぞ。
羽反カップ
熱いものも、冷たいものも楽しめるカップです。
持ったときに手にほんのりしたぬくもりが伝わってきます。
手付カップ
手付なのでさらに便利。
軽くて使いやすいカップです。
八雲びいどろ
霞ぐい呑(宍道湖 夕照)
ぐい呑の表面に金箔を貼り、中からはガラスを透かしてストレートな金色を見せ、宍道湖の湖面を揺れる夕照をイメージしながらさらに色漆を塗り、色ぼかしを加えました。
片口(茄子紺 吉兆宝紋)
もともとは酒器ですが、お酒以外の飲み物にも、また、麺つゆ、ポン酢、ドレッシング、ミルクなどにも使えます。
割子(お弁当箱)
割子とは、もともと出雲そばを入れる出雲地方の独特の器ですが、そば以外にもうどんや冷やし中華を盛り付けることもでき、お弁当箱、小物入れ、お菓子入れにもなります。
また、冷蔵庫にも入れられますので、佃煮や漬物、お惣菜入れとしても使えます。
開運ご縁鏡
勾玉兎
調和と安定をもたらす縁結びの地、出雲のパワーストーン「勾玉」と、子孫繁栄を象徴する兎を色漆で表現しました。
八雲塗やま本は、どのような時代になっても、どのような生活様式になっても、八雲塗の技法は変えることなく、スタイリッシュで機能的な器を心を込めて作り続けていきます。