三瓶山の伏流水と幻の酒米でつくる日本酒

特定の地域でつくられる「地酒」は、全国各地にたくさんあります。
日本酒が好きな人ならきっとお気に入りの1本があるでしょう。
「銘酒は良い水から生まれる」といわれるように、日本酒の成分に占める水の割合は約80%。酒造りにおいて水はとても重要な原料だということがわかります。
そして、水と同じくらい大事なのが米。
お米はお米でも、わたしたちが普段食べているコシヒカリやササニシキなどの食用米ではなく、「酒米(酒造好適米)」が使われています。
酒米は食用米よりもお米の粒が大きかったり、心白(しんぱく・お米の中心の白濁している部分)の割合が大きかったり、お酒造りに適した特徴があります。
現在、栽培されている酒米は100種類ほどあり、山田錦(やまだにしき)や五百万石(ごひゃくまんごく)などが代表格ですが、今回は、島根県内だけでしか栽培されていない貴重な酒米と、国立公園「三瓶山(さんべさん)」の麓から湧き出る伏流水を使った“島根ならではお酒”をつくる、創業120余年の老舗「一宮酒造」をご紹介します。

清冽な水とこだわりの酒米で「旨い!」といわれる日本酒を

創業明治29年(1896年)の一宮酒造は、戦国時代の多くの大名や武将の争奪の的となった石見銀山の玄関口、島根県大田市の中心部に位置しています。

雄大な三瓶山の麓から湧き出る伏流水

一宮酒造では、とくに水にこだわり、雄大な三瓶山の麓から湧き出る伏流水を仕込みに使用しています。
醸し出した新酒の風味をできるだけそのままの状態で味わってもらうために、上槽後、すぐに瓶詰め(火入れ、急冷・冷蔵貯蔵)を行い、品質管理に努め、熟練杜氏の技術を継承した蔵元の若夫婦が中心となってお酒を醸しています。

幻の酒米「改良八反流(かいりょうはったんながれ)」

酒米にもとことんこだわります。
一宮酒造では、主に大田市産の「改良八反流(かいりょうはったんながれ)」を使っています。
改良八反流は、穂が高く栽培が難しいことから近年栽培されなくなっていましたが、大田市の農家さんと一宮酒造がタッグを組み、平成8年に復活させた幻の酒米です。
島根県内のみで栽培されている貴重なお米。米の旨み・ふくらみが感じられ、ほどよい酸味が特徴です。

夫婦二人三脚での酒造り

杜氏は浅野理可(りか)さんと、浅野怜稀(さとき)さんご夫妻。
理可さんは、一宮酒造の“蔵元三姉妹”の次女として生まれ、高校を卒業後、東京農業大学醸造科学科へ進学。大学4年間で醸造学について学び、卒業後家業を継ぐべく大田市へ戻りました。
その後4年間、先代杜氏の元で修行したのち、2017年より杜氏としての酒造りをスタート。
現在は3児の母として、夫の怜稀さんと二人三脚で酒造りに奮闘中です!

蔵元イチオシ★「改良八反流」100%使用の特別純米酒【石見銀山 特別純米】

幻の酒米「改良八反流」を100%使った特別純米酒です。
料理を邪魔しないフルーティーな香りにお米のうまみが口の中に広がり、最後にほど良い酸味で後味すっきり。
クセがなくさまざまな料理と合わせられる万能タイプで、冷酒~ぬる燗と幅広い温度帯で楽しめる、蔵元イチオシの1本です。

石見銀山 特別純米 | 一宮酒造有限会社 公式オンラインショップ

島根県新酒品評会吟醸酒部門1位&全国新酒鑑評会2年連続金賞【石見銀山 大吟醸】

島根県産の「山田錦」を40%まで高精米し、長期低温仕込みによって醸した逸品です。
華やかで上品な香りに口の中をやさしく包み込んでくれるような甘さが特徴。
ちょっとオシャレにワイングラスに注いでもGood!
特別な日や、大切な人への贈り物としてもオススメです。

石見銀山 大吟醸 | 一宮酒造有限会社 公式オンラインショップ

一宮酒造のこだわりのお酒、ぜひお試しください。

一宮酒造有限会社 公式オンラインショップ

会社名:一宮酒造有限会社
住所:〒694-0064 島根県大田市大田町大田ハ271-2
TEL:0854-82-0057
FAX:0854-82-9085

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